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脳梗塞に対するMuse細胞への期待

こんにちは!
理学療法士のyukiです。

本日は、最近発表されたこちらのニュースから記事の投稿を行いたいと思います。

非常に今後の脳梗塞治療の発展に期待が持てる治療法の1つだと思います。

まずはこちらの動画をご覧ください。


脳梗塞者を対象に”Muse細胞”と呼ばれる万能細胞を投与することで、1年後の運動機能が大幅に改善されていたとする報告です。

リハビリテーション分野においても今後の治療展開を左右する治験結果だと思います。

一方で、こちらの研究教授が言われる通り、iPS細胞やES細胞も同様ですが、この手の外在性細胞治療においては、注意深く慎重な研究が求められるのも課題の1つと考えられているため、見る側も慎重な解釈が必要だと思います。

そこで、今回の治験で取り組まれたMuse細胞とは、一体どんな物で、どのようなことに対する期待が持たれているのか、リハビリテーションへの可能性について著書や論文の知見からまとめていきたいと思います!


Muse細胞って?

このMuse細胞が何かというと、間葉系幹細胞の1つと考えられています。

間葉系幹細胞というのが何かはこちらをご覧ください。

MSC(間葉系幹細胞)とは・・・


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2,111字
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