見出し画像

楽しい図書館 #4 『元は銀行だった!?芦屋の図書館に行ってみた!』

兵庫県芦屋市にある芦屋市立図書館打出分館に行ってきた。

この容姿を見て、図書館と思えるだろうか?
高級レストランか、高級ブティックか、とりあえず、図書館は思い浮かばないであろう。
いかにも高級住宅地を抱える芦屋らしいといえば、芦屋らしいのだけれど、それにしても、という感じがする。
この図書館、おそらく最初から図書館として建てられたものではないだろうな、と思っていたら、やはり、元から図書館ではなかったようだ。
それもそのはずで、もともとは銀行だったのだそうだ。
この変遷が面白いのだけれど、最初は大阪で銀行として建てられて、それを芦屋に移設、個人宅として使われたのち、図書館となったのだという。
銀行を移設して、自宅として使うっていうのもなかなかファンキーである。


規模は、普通の図書館よりもだいぶ小さいのだけれど、ツボが押さえられた選書で、どの本棚を眺めていても飽きない。
本がたくさんあるというタイプの図書館も素敵なのですが、こじんまりとしていて、意思のある選書がなされている図書館というのも素敵だ。
外観の重厚さとは反対に、なんだか小学校の図書室にいるような牧歌的な雰囲気も感じる。

やっぱり、素敵な建物が大切に使われ続けられるっていいですよね。


せっかくなので、図書館の近くも散歩してみた。
このあたりの町名は、「打出小槌町」(うちでのこづちちょう)というのだそうだ。

嘘みたいな地名だけれど、とても景気のいい地名で、いかにも芦屋らしい。
図書館の向かいには打出天神社という神社がある。


境内には、打出の小槌の石絵馬というものがあって、小槌の楕円部分をくるくる回せるようになっていた。
回すと願いが叶うらしい。

もちろんくるくる回しました。
これで何か、願いが叶うといいのだけど。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?