チャパティリミックス

30代後半パート主婦。4歳の娘がいる。産後WEBの勉強を頑張ってデザイン関係の仕事に就…

チャパティリミックス

30代後半パート主婦。4歳の娘がいる。産後WEBの勉強を頑張ってデザイン関係の仕事に就いた。ぼちぼちダイエット再開。noteも再開。

最近の記事

エッチしないと終わらない恋もある

あなたが私を好きになっているんだってもちろんわかっていたよ。 バイトでよく一緒だった君。 君の仕事の仕方、好きじゃなかったな。 ボンボンで、甘ったれで、計算高くてなんか好きじゃなかった。 勝手にほっぺに触ってくるのもほんとむかついていたんだぞ。 ものすごいアプローチしてくれたね。 数回デートしたよね。 私は「連れてって」なんて言って君の好意を弄んでたな。 どうにも「好きな人枠」に入れることが出来なくてさ、カッコつけてくれたり、家まで送るなんて言ってくれたけど、私

    • 本命ってこんな感じ?

      過去の彼氏で最も私を愛してくれた人がいる。 プロポーズは覚えている限りで3回あった。 煮え切らない私はその度にやんわり断っていた。 あんなに愛してくれたのは彼だけだったのに、もったいないことをしたものだ。 断ったからには理由があるので後悔は全くないし、もう何の気持ちも残っていないのだが、たまに彼を思い出す。 とにかく彼とはたくさんSEXした。 若くて1番綺麗な頃の私をめちゃくちゃ抱いた。 ありとあらゆる体位を試され、彼自身が好奇心旺盛だった。 ある日1日休みが

      • 「別れ」というプレゼント

        最近さまざまな人生の別れのことを考えています。 「別れる」「離れる」「卒業する」「断捨離する」 これらのことを語る人を観察していると共通のことを言っていることがあります。 「別れる」ということは「労力」がいるということ。 「結婚」より「離婚」する方が何倍も大変とかよく聞きます。 私も好きな人を自分から振ったことが1度だけあります。 その彼は稀代のモテ男であらゆる女性を恋に落とす人でした。 ルックスももちろんですが、女性達が彼にハマる理由はそれだけではありませんで

        • ドルフィンキック 第3話

          波が大地を縛り付け海神が大地の喉に手を回した。 「う…苦しい!」 苦しんでいる姿をまるで愛おしむかのように光悦とした表情で眺めながら海神は言った。 『命をもらう』 そして大地にねっとりととした口付けをした。 「なっ…!」 岬はその光景を見て激しく動揺した。 「や…やめて!」 海神は吸い付くように大地に口付けしている。 「うっ…」 大地は口から何かが吸われているような感覚を覚えた。 そして次の瞬間意識がなくなった。 取り乱しているような岬の表情を横目に海

        エッチしないと終わらない恋もある

          ドルフィンキック 第2話

          波の中で岬は目を開けた。 体が波にさらわれた後はしばらくぐるぐる掻き回されるように回転し、一瞬気を失いかけた。 でも声がかすかに聞こえてくる。 金色のイルカがすぐそばに来ていた。 『そなたは海と縁が深い者か?』 『私に答えよ!』 「あなたは誰?」 「ずっと私に話しかけていたのはあなた?」 『知らぬ。勝手にそなたが海神様のお声を聴いたのだろう』 「わだつみ…様?」 『つかまれ。浮かぶぞ』 その瞬間岬の体がグッと押し上げられた。 「うわぁ」 あの金色のイ

          ドルフィンキック 第2話

          ドルフィンキック あらすじ

          「岬」は17歳の高校2年生。 母の「美波」、4歳上の姉、「渚」と長崎県のとある島で暮らしている。 10年前に漁で亡くなった父の命日、岬の運命を変える出来事が起きる。 岬は「海の神様」と思われる声をきくことができる。 大好きな先輩「大地」が帰郷した日にもこの声を聞き導かれていく。 金色のイルカが10年に一度の「人身御供(ひとみごくう)」の儀式のため浜辺に来た。 海の女神「海神(わだつみ)」も現れる。 海神の生贄に大地が選ばれてしまい、彼を救うため岬は戦った。 しかし

          ドルフィンキック あらすじ

          ドルフィンキック 第1話

          とてもよく晴れた夏の日。 まだ朝10時だというのに外には大きな入道雲が出ている。 誰もいないリビングではテレビがつけっぱなしになっている。 流れるニュースで日本の東の海上で台風8号が発生したと伝えている。 「岬ー!今日はお父さんの命日よー!お墓参り行くでしょー」 黒い瓦屋根のとても大きな日本家屋。 仏壇には漁師姿の中年男性の写真が飾られている。 「もう、岬ったら何してんのよ。渚、ちょっと呼んできてくれる?」 「ん、了解」 リビングを通り抜けて階段方面に移動していくと

          ドルフィンキック 第1話

          夫の成長

          私達が結婚した時、夫は私より2つ年下でハッキリ言って頼りなかった。 デートで食事するようなオシャレな場所はおろか、外食すらしなさ過ぎて飲食店のルールみたいのもわかっていないようだった。 (初デートはサイゼだった。好きだからいいけど最初からここ?となった) 出先でもすぐに道に迷っていた。 夫は遊びに行くことに慣れていないため、施設の大まかな造りから出口の場所やトイレの場所を予測する能力が足りなかったようだ。 私は外出が好きな方なので食事場所や飲食産業にも程々に詳しく、さ

          2年ぶりに夫とSEXした

          私たち夫婦が最後にSEXしたのは2年前のことだった。 子供が産まれて1年後くらいからSEXを再開したが、夫と次の子を持つか結論が出ていない時だった。 私は産む、というか「孕むなら今年だ!」という思いがあったが、夫はそこまで子作りに積極的ではなかったことを覚えている。 この時のSEXする気持ちを100とすると、夫の乗り切らない態度に冷めて60くらいに下がった。 それでも抱かれるためダイエットなども頑張り、結構痩せたのだが夫がSEXの途中で勃たなくなる事が2回続いた。

          2年ぶりに夫とSEXした

          まだ好きなんだ

          好きだった人をまだ好きなんだ。 でも住む世界が違うとわかっている。 現実の世界で私は隣にいる人間じゃないって。 結論はもうずっと前に出ている。 あなたは私から去って行った。 いや、私が先に去りたくなっていた。 でもそれはあなたが嫌いだからではなく、あなたに愛されたいのにそうしてもらえなくて辛かったからなんだ。 私にも今はもう大切な人がいる。 私には私の現実がある。 不満があるわけではない。 ただ、あなたに会って話したいことがたくさんある。 空想の中であの

          失恋の乗り越え方

          もう40代目前なのに未だに過去の失恋の乗り越え方がわかりません。 たまに思い出しては涙が頬を伝うことがあります。 そう、それは後悔ばかりが残った不完全燃焼な恋だったからでしょうね。 意外と体の関係もしっかりあり、色々と恋愛やり切ったなと思える人のことは思い出さないんですよね。不思議です。(私だけでしょうか?) やっぱり自分が好きになった相手というのは忘れがたい存在なのでしょう。 しかも何故自分は間違った選択をとってしまったのか。。。 自分から壊してしまったという大き

          私、タメ語のがしゃべりにくいです。

          新生活が始まり、学校や職場で友達ができるか、ちょっと不安な気持ちになったことを覚えています。 人付き合いが得意ではないので環境が変わるたびにけっこう戸惑ってしまいます。 今までは無理に友達を作ろうと、友達になろうと頑張ってきて空回りしている自分がいました。 職場でもそうだし、プライベートでもそうでした。 仲良くなるための儀式?名前で呼ぼうよ、とかニックネームで呼ぼうよ、とかタメ語でしゃべろう、とか言われた日にはちょっと気まずくなってしまいます。 別に敬語や、さん付け

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          侍ジャパンのチーム力に感動した話

          侍ジャパン、WBC優勝おめでとうございます。 スポーツに縁のない私でも、この試合に感動し、見たこともないドラマチックな展開に痺れました。 試合以上に印象に残ったのは、「みんな友達みたいになった」という言葉です。 野球は1人じゃできない。 いくら大谷選手やダルビッシュ選手のような野球を知らない私でも知ってるスーパースターがいようとも、チームが勝たなきゃ意味がありません。 侍ジャパンの姿を見ていて「チームになるってすごいなぁ」とそのことに関心していました。 長く時間だけ

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          親子のスキンシップ

          子供を笑顔にすることって楽しいですね。 3歳までに子供は親孝行全部完了してる、というのもウソじゃない気がしてきます。 「ママ面白い!ママ大好き!」 頻繁にこう言ってくれます。 我が家はスキンシップ大好き家族なので、ほっぺチューとか、当たり前だし、抱きしめるのも当たり前なんですが、日本だとあんまりしないのだろうか? というのも夫の家庭では毎日こんなにベタベタしていなかったみたいで、今ひとつノリがわからないようだからです。 無理ならしなくてもいいけど、ちょっと寂しいな

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          魔界・東京が懐かしい〜上京シーズン〜

          東京に住んでいた頃がもう本当に何年も前で懐かしいです。 巨大な大蛇のように、不気味であり、神々しくもある、不思議な魔力に溢れている東京。 私はこの街が好きです。 子供の頃、家族旅行で東京を車で抜ける時、高速からビルを見るのが大好きでした。 おそらく首都高と思われる、立体交差する道、そこから見える夜景もロマンチックでまるで異世界の様でした。 母が若い頃、東京に出てきていたこともあり、その時に感じた様々な思い出を語ってくれていたことも東京に憧れる要因になったと思います。

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          歳の差結婚、残された妻は

          正直なところ歳の差であまり結婚したくないです。 義母は約10歳上の義父と結婚しましたが、その様子を見ていて良いと思えないからです。 年老いてくれば新しい話は減り、自然と昔話がふえてきます。 がしかし、明らかにお互いの文化的背景が違うから話が噛み合わないし、つまらなそうなんですよね。 義母は結果として子供達世代と文化を共有し、自分の話し相手として育てます。 そうすると夫婦の楽しい会話がさらに減っていって共通の話題がなくなっているようにみえます。 また困るのが子供達が

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