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「子どもが寝たら、夜やろう」に、サヨナラした39才の夏。

「あっ、また寝ちゃった」

子どもが寝たら、
本を読もう。

勉強をしよう。

仕事をしよう。

これ、
何才まで続けられるのだろうか。

「夜やろう」は、危険なセリフだ。

私は39才の個人事業主だ。

専業主婦9年を経て、
36才のときに起業した。

はじめは右も左も分からず、
「とにかく学ばなきゃ!」と
必死だった。

睡眠を削っていた。

去年から
息子が保育園に通うことになり、
時間の余裕ができた。

それでも、
なんでもかんでもひとりで
頑張ろうと思っていたのだろう。

でも。

今年になってから、
夜にやろうと思っていたことが、
できない日が続いた。

子供たちよりも先に
深い眠りについてしまうのだ。

そんな時、
私はこう感じた。

「何で寝ちゃったんだろう」
「何で後回しにしたんだろう」

自分を責めてしまうような
気持ちだ。

それなら。

初めから
「夜はないもの」と思うと
どうだろう。

「夜は寝ちゃうだろうな」

そう予想しておいて、
昼間に何をするか、
しっかり決めてしまおう。

すると、
「後回ししない自分」に
なれるのだ。


「夜」じゃなくてもいいよね?

「趣味も、仕事も、夜やろう」

そうではなく、
昼間にできる時間はあるかな?

と考えてみると、
意外にできることに気づきます。

例えば、

・お昼ごはんを食べてから
30分だけDVDを見る

・夕飯を食べた後、
お風呂の時間まで勉強する

など、
少ない時間でもいいのです。

今、
「同時にできること」には
限りがあります。

だからこそ、
「やること」と「やらないこと」を
決めておく。

自分じゃなくてもいいことは、
頼る。

自分のやるべきことに、
無理なく集中できるから。

ひとつしかない体を、
自分だけの気持ちを、
もっと大事にしてあげよう。

そう心に決めた39才の夏が今、
始まろうとしている。

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