#540 ありがとうオールタイム本屋大賞
2024.3.10.
あまり本を読まない人にとって、本選びは難しい。幾多の本の中から自分が楽しめそうなものを選ぶというのは至難の業だからだ。
だからこそ、読書好きが勧めてくれる本にはハズレがないように思うし、頼りにしている。
そして同じように頼りにしているのが「本屋大賞」である。
書店員さんの投票で決まるということから、一般ウケしやすく、面白さが保証されているオールタイム本屋大賞。
逆に投票である分、異彩を放つような尖った作品は選ばれにくいようだ。
先日、Xで「オールタイム本屋大賞」などという文言を発見。過去20回分の本屋大賞ノミネート作品から、X上の投票でランキングを作るというもの。これは…ライトな読書好きにとって絶対に参考になるはず!
★10位/ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)
これ、堺雅人さん主演で映画化されてたよね?読んでみたい〜!ブックオフで見かけた文庫が結構分厚くてびっくり。
★9位/夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦)
こちら、M先生一押しでずっと気になっている本!
「キュートでポップ!
カラフルな奇想とめくるめく展開。
抱きしめたくなるラブストーリー!」
このコピーもキュートでポップだ。
これ、何かの拍子に映画版を途中まで見たのだが、謎展開すぎて途中までしか見ていなかった記憶。先輩の声が星野源さんなのよね!
今回は原作の方を最優先読書本として、読み進めようと思う。
★8位/夜のピクニック(恩田陸)
10位、9位に引き続き、こちらも映画化されていた。主演は多部未華子さん。派手な出来事は起きないけれど、心模様が描かれた青春ストーリーらしい。
★7位/告白(湊かなえ)
こちらは読んだ!映画が先だったか、本が先だったか、とにかく衝撃的。
特に映画は映像がめちゃめちゃきれいで、この映画によって私はAKB48のRIVERという曲を知り、橋本愛という女優を知った。
イヤミスの代表作。
★6位/流浪の月(凪良ゆう)
これは全く読んだことがないのだが、あらすじを読む限り、内容的には暗いイメージがある。これは食わず嫌いをせず読んでみるべきか…?
★5位/博士の愛した数式(小川洋子)
こちらは読んだような、読んでいないようなという曖昧な記憶。読んだとしてもだいぶ昔なので、覚えていないということは私にはあまり刺さっていなかったのかもしれない。
★4位/容疑者Xの献身(東野圭吾)
言わずと知れた、東野圭吾さんの代表作。こちらは、小説も映画も見た。
読み終わると「献身」という言葉の重みがより一層感じられる。
というか、こんなに名作をポンポンと生み出せる作家さんって、どんな頭のつくりになっているんだろうと思ってしまう…。
★3位/蜜蜂と遠雷(恩田陸)
夜のピクニックと共にランキング入りを果たした恩田陸作品。これは読んでいないのよね…。「文章から音楽が聞こえてくる」とな?これもできるだけ早めに読むことにしよう。
★2位/舟を編む(三浦しをん)
こちら、母優子大絶賛の1冊。本屋でも目にしたことがあったし、映画になっていることも知っていたけれど、どんな話なのか最近まで知らなかった。辞書編集者の話だったのね!
ちなみに、それを知るきっかけになったのが、2024年1月末からNHKで始まったドラマだ。お風呂の前後で片手間に見ているのだが、面白い…!時々言葉の世界に旅立っちゃう馬締(まじめ)さん、いいね〜!
こちらも絶対読む!
★1位/かがみの孤城(辻村深月)
これは読んだことがあったぞー!読書家の友人Y先生が教えてくれた本だ。このオールタイム本屋大賞で、ぶっちぎりの1位だったそう。
不登校や生きづらさといった現代らしい問題を取り扱いながらも、ファンタジーという不思議な作品。
というか、若干どんな話だったか忘れてしまっている部分もあるので、再読するかなー!
そしてこの紹介サイトを見て知った、辻村深月さん、教育学部出身だ…!なるほど…?
さすが、万人受けしやすい本屋大賞の中のオールタイムベスト。全てが映画化されているし、マンガやアニメなどに広がっているものも。
私の今後の読書計画は…
①夜は短し歩けよ乙女
②舟を編む
③ゴールデンスランバー
の順かなあ…。スピードが遅いので、一体いつ読み終わるかという感じなのだが、(そして小説以外にも課題図書があって…)楽しみがたくさんできた。
ありがとうオールタイム本屋大賞!
最近、小さな本屋さんや棚主制度に興味があって、「もし自分がおすすめする10冊を選ぶなら」と考えることがあるのだが、あまり読んでいない分、選択肢が少ない!
少しずつでも読んで、面白いものだけでなく「今回のはイマイチだったなあ」の経験も大切に、自分のベスト10を考えてみたいものだ。
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関係ない余談
日本アカデミー賞の授賞式があったようだが、以前記事にも書いていた「怪物」も様々な部門でノミネート&受賞していた。
そこで、新人俳優賞に選ばれた黒川想矢くんのコメントが話題に。
「ぼくは二つの自分と戦っています。役を演じられたのは運でしかないと思う自分と、自分の力でやり遂げたと勘違いしてしまう自分です。毎回この感情の戦いに打ち勝って、常に優しい人間であり俳優でありたいと思います。」
こんな聡明なコメント言える15歳…すごくない?
私なんて、明日の授業が楽しみだと思う自分と、学校行きたくないなあと思う自分がいて、たいてい戦いに負けてるけど?(浅い!)
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#教員エッセイではない
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#読書そんなにしない人の味方