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みゃこいち(myacoichi)
2023年11月6日 17:00
次の日からはお互い少し落ち着きなく、それでも僕は集中して授業を受けた。 百花はといえば少し落ち着きがないのは確認できたが、だからと言って大きく変化が見られたまでではなかった。 時折、カレンダーを僕らが互いにチラチラ見ている様子を、清恵さんは微笑ましく見ていた。「なんだか変な気持ちね」「自分の子供のことのはずなのに、なんかよそのカップルのことを見ているみたいだね。リアリティー番組とか観
2023年11月5日 17:00
夕飯の時刻まで僕は宿題をしながら過ごしていた。 しかし、喉が渇いたため少し気まずいが一階の台所まで向かった。 清恵さんは僕をチラッと見てからすぐ作業に戻り、僕も気まずそうに冷蔵庫から作り置きの麦茶の入ったピッチャーを取り出していた。「あ、グラス取るね」 清恵さんがそう言って頭上の棚を開けようとすると、よろめいてしまったので、僕はそれを支えた。「だ、大丈夫ですか?」 僕は右手の