💰【節約・消費術】😢出費＝傷として捉えてみた

😢出費＝傷として捉えてみた

今回は、面白いと思います。『出費＝傷』という発想を用います。傷とは何か。

私たちは体や心に傷を負います。足の親指から出血をしている状態で全力疾走はできません。精神面では、私の個人的な経験上、病んでしまうと、脳機能が低下し、運転中に眠くなります。左半身が麻痺します。

というように、【傷＝『そこまでにしとき！』のサイン】とも捉えられます。

あなたの貯金が健全（健康）な状態であれば、支出＝傷と捉え、自分自身に『そこまでにしとき！』と伝えていくことが大事です。

今回紹介するのは、『傷の見える化』のテクニックです。自分で言うのはなんですが、結構面白いと思います。

最後までお付き合いください。

⭐️家計簿をつける🏡📖

最初の一手は、すごく当たり前だが家計簿をつけること。

家計簿をつけるメリットは2つ。

✅傷を受けたことの確認
✅傷が広がっていることの確認

もう一度、前提をおさらい。【出費＝傷＝「そこまでにしとき！」のサイン】である。

でも、ほったらかしにすると『傷』は見えない。「キズニキヅカナイ」のである（笑）

むしろ、『傷』どころか、買い物は『薬』だと錯覚してしまう。服を買ってテンションが上がる。美味しいものを食べて、満足。

そう。買い物は幸せのもとだ。でも、実はそれと同時に『出血』もする。

じゃあ家計簿をどう使うのか。
スマホでお手軽に使える2つのアプリを紹介しよう。
どちらも「家計簿」という直球ドストライクの名前だ。名前が一緒なので、アイコンで区別してほしい。

入力方法は以下の通り至って簡単。

家計簿アプリを使うことのメリットは2つある。

メリット①✅傷を受けたことの確認

レジでお会計をする。お釣りや商品の準備をしてもらっているうちに、アプリを開いて5秒で入力。この入力をルーティン化するだけで、毎度毎度「あ、500円」「あ、1200円」と傷を受けたことが確認できる。

⭐️無意識から意識を引きずり出す
ルーティンというのは、【無意識から意識を引きずりだす】のに役立つ。こうやって入力を仕組み化すれば、「あれ？今日はもう4回も入力したぞ･･･」「確か、コーヒー400円とサンドイッチ500円。昼はランチが1000円、服4000円だったっけ。」「まじか、6900円もつかった！？は！？やば！？」

となる。

【無意識から意識を引きずり出す】に関して一つ余談を。最近は『歩行瞑想』とやらが流行っているそう。ストレスを受けたり、病んでいる時、人間の無意識はひたすら考え続ける。考えても仕方ないことをクヨクヨ考えてしまう。
『歩行瞑想』というのは、歩く時のあらゆる『感覚』に意識を向け続けることで、クヨクヨ考えて迷宮に入るという『無意識の暴走』を止める技術だ。「今、足の裏が地面につく」「あ、左足が上がっていく」という動作へ意識を向けることで、無意識を止める。

どうように、「家計簿アプリへの記入」という動作を意識化することで、「別にまだお金はある」という楽観的な無意識（≒ヒューリスティクス）を抑止する効果がある。なお、ヒューリスティクスとは、以前【こちらの記事】で説明した【合理的・多角的な思考をめんどくさがるが故に、脳が無意識に行う思考のショートカット】のことである。

メリット②✅傷が広がっていることの確認

さらに、家計簿アプリを週/月単位で確認しよう。【入力の瞬間】には、『傷を受けた確認』を、その後の【定点観察】によって、その傷が広がっていることを自覚しよう。「これくらいいっか」で買い続けたコンビニのチキンとコーヒーが、1ヶ月後には5000円程度になっているかもしれない。

しっかりと家計簿をつけることで、『傷』の確認を。そして、「そろそろやばいな」を感じ取ることができれば、あなたの消費行動は「勝手に最適化」される。

また、家計簿をとり『傷を自覚する』というのは、続く2つのテクニックの前提になる。
これがきちんとできていないと、残りのテクニックが牙を剥く可能性があるので、ぜひとも注意されたい。

⭐️後払いで『やっちゃった感』💰😱

第二のテクニックは、【後払い】の活用だ。メルカリやZOZOTOWNをはじめとして、各社が後払いサービスを始めている。

「おいおい、それって払った感覚を狂わせって、たくさん搾取するための企業の策略だろ！」という批判が聞こえてくる。しかし、私は逆だと考える。

確かに後払いをすれば、購入時にはダメージが少ない。しかし、ターニングポイントはその支払い期日だ。メルカリで細々と後払いで購入をしていき、1ヶ月後、「40000円」の支払い請求が来る。この瞬間が良いのだ。

「え！？40000万円！？は！？」

つまり、『大出血の自覚』が芽生える。「やってしもうた〜」である。

これでもう大丈夫。あなたはその後の数週間にわたって一気に節約ワールドを展開するだろう。

この心理を活用したテクニックをもう一つだけあげておく。

⭐️COPの法則📆

COP。それはCash On the Paydayである。
つまり、「給料日にこそガツっと買う！」である。印象付けるためにわざと仰々しく英語で書いた。I’m sorry.

冗談はさておき、給料日と出費感覚の関係を整理しよう。

給料日･･･金銭的余裕が最大の時。
給料日直前･･･あなたの金銭的余裕が最悪の時。

普通は、給料日前になると徐々に財布の中身が気になりだし、節約をしだす。これが諸悪の根源である。

余裕があるから、無駄遣いをするのである。

だったら、【最大余裕】の給料日当日、またはその直後1週間あたりに、大出血をすれば良い。

ダイソンの掃除機、ドラム式洗濯機、iPad、スーツ、高級なアクセサリー、旅行
あらかじめそうした「大きな買い物は、給料日直後にする」と決めよう。

余裕がある時に、大出血をすることでその余裕を叩き潰そう。
「やべ、もう5万円も使ってしまった･･･」これで再び節約ワールド展開だ！

最後に

今回は、『出費＝傷』という発想を用いて、節約・消費のための技術を3つ紹介しました。

⭐️前提
傷とは、『そこまでにしとき！』のサインである。傷を自覚することで、無意識に消費行動に歯止めがかかる。傷を自覚する仕組みを作っていくことが重要である。

テクニック
✅家計簿をつける🏡📖
アプリを活用して、出費のたびに入力する癖をつけよう。『傷の自覚』と『傷の広がりの自覚』をして、自分に歯止めをかけよう。

✅後払いで『やっちゃった感』💰😱
後から請求が来る『大出血』を経験しよう。その瞬間に、「そろそろやめとけ」というマインドになることができる。

✅COPの法則
Cash On the Payday。給料日直後の余裕がある時期に、大出血しよう。余裕を叩き潰すことで、節約マインドをもとう。

最後にひとこと。
出費＝傷と考えるか、出費＝価値と考えるかという議論があります。

出費によって失うものはお金です。ですが、それによって得られるものもあります。

こちらの前回の記事で書いたような『使用頻度が高いもの』であれば、得られる価値もたくさんあります。また、価値は人それぞれ違います。結局は【傷＜価値】であれば買えばいいわけです。

ただ、いかなる時も『傷』の記録。「お金の傷病歴」だけはとっておきましょう。

以上のテクニックはすべて「家計簿を取る」ことが前提になっています。後払いやCOPの法則を活用したとして、記録を取る癖がついていなければ、むしろ企業の思うつぼ。大量に出費して気づかないままでいるという愚行につながります。だから、「お金の傷病れき」だけはしっかりととってほしいと思います。

そうすれば、怪我をしない買い物の仕方がわかったり、怪我の治療法もわかってくるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました‼️この記事が、 少しでもあなたの人生の質向上に貢献できたなら、「スキ」をして激励してやってください。これからも頑張ります。