プロセスこそ最高の結果
最近の私は、ずっとくすぶっていた。
稼げていないからダメだ、とか
コンテストで賞を取れてない自分は恥さらし、とか
実家暮らしで何もしてないやばいやつ、などなど、自責のオンパレード。
何をしても自分にダメ出ししてるから
友人と会うのも億劫になってくる。
「今何してるの?」が最強の恐怖ワード。
なぜなら自分は今何もしていなくて、誇れるものなんて一つもないから。
沖縄から戻って、実家暮らし。
仕事もしていない。恋人もいない。
今していることと言えば、実家の片付け。
以前あった自分への自信はとうに消え失せていた。
それに引き換え、友人は結婚していたり
子育てをしていたり、東京の一等地に住んで仕事ではいわゆる成功を納めていたり…
そんな、比べては自分の「ない」部分に目を向けて
劣等感や焦りを見ては
さらに自分に失望・絶望する。
未来の希望や将来どうしたいとかという、希望すら湧いてこない。
自分の心が決めた目標があれば走り出せる私
だけど
心が全然反応しないし、劣等感と絶望感でいっぱいだった。
生きていて何になるんだろう、と考える毎日で
正直かなりしんどくて、鬱々とした日々を送っていた最近。
抜け出したくても、抜け出す方法が分からなくなってしまって
自分ではなく、他人や他の情報を頼りにしてしまうから、
いろんな情報に振り回されて、結果疲れて終わる。
どうしたらいいんだろう…
もう分からなかった。
そんな時、Hawaiiでとってもお世話になっている
母のような存在・Mikaさんからたくさんのアドバイスをもらって
「自分で考える・咀嚼してみる」時間を散歩しながら設けてみた。
ふと
「プロセスこそ最高の結果・学びである」という言葉が浮かんだ。
プロセス、過程を楽しめたらいいよねぇ
最初はそんな、少し冷ややかな反応だった。
でも、自分なりにこの言葉を考えてみようと思った。
そしていつもの散歩している公園の川を見つめた時
その言葉の状況に重ね合わせてみた。
川から海に行くレースだとして。
海に一番に辿り着くことを目的に早く川を下ることもできる。
一方で、川から見える景色や植物、出会うお魚や動物たちと会話しながら、ゆっくりと海へ向かうこともできる。
同じ「海に辿り着く」というものでも
結果ばかりを求めて、早く早くと海にたどり着いて一位を取れた方と
ゆっくりと川の途中も自分で発見しながら、海に遅く辿り着いて優勝できなかった方、どちらが「豊か」なんだろう?
どちらが得れるものが多いんだろう?
私はどっちになりたいんだろう?
そう考えた時に、
「プロセスこそが最高の結果であり、学びである」
この言葉が理解できたように思う。
私は先日、ビューティーコンテストに出場し
意気揚々とインスタでも公表し、たくさんの人に応援していただいた。
けれど、結果は何も賞が取れなかった、という自分の中で散々な結果だった。
恥ずかしいのと、悔しさで、インスタを全く開けなかった。
そこから自責のオンパレードが始まっていた。
お世話になった方にも、お礼というより申し訳ない気持ちで
結果を伝えるのが、やっとだった。
誰とも連絡を取りたくなくて、
誰にも知られたくなくて、自分の殻に閉じこもって
何も賞が取れなかった自分を責め立てた。
だけど、「プロセスこそ最高の結果である」という風に捉えて見直した時
私はコンテストに出るまで
ウォーキングを友人や先生から学んで、そこでの出会いや人の優しさに触れたり
自己紹介で、自分についての文章を考えたり
文章の組み立て方を学んだり
表情の研究やメイクの研究をしたり
初めてファスティングをして、食ベることへの感謝に溢れたり…
なんだ、掴んでいたものいっぱいあったじゃん。
結果は賞を取れなかった、
白か黒かしかないけれど
過程でもうすでにたくさんの草花を摘んでいた。
周りの景色や新しい出会いに触れて、もう十分に得れていた。
結果や、今自分にないものに着目していたら、
そんな道すがらにあった素敵なものたちに気付けない。
焦ってばかりで、追い立てられまくる。
日本の教育では、自然と「足りないところを補う」というものがベースであるから
足りないところに着目しては、そこを伸ばして行く努力をしているように思う。
けれど、そればかりしていると
「ない」に自然と着目して、常に頑張らなければならない。
「ある」に着目しよう、とかよく言われるけど、
いじけた心には全く響かず。。
でも、川や海という壮大なものに一旦焦点を置き換えてみると
「ない」に着目していた小さな点が
実は川であり、ほかにも見える景色がいっぱいあることに気づかせてくれた。
そう思ったら、だらっと過ごしてしまった一日も
「うわ〜何もしてない、ダメな一日だったな」ではなく、
今日だらっと過ごした中でも、読んだ本や、コンビニで発見した新しい商品、会話した人、などももうすでにたくさんの学びや五感を刺激するものを得られている。
それが生産性があったかないか、ではなく
自分が感じたこと、それだけでもう十分な収穫。
プロセスこそが最高の結果である、
これを肝に銘じて、一つ一つを味わっていこう。
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