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いまの気分はどう?「メタ認知」で自分の感情を観察する。

こんにちは。


ピアノ講師、メンタルコーチとして活動しています。
「One Heart」です。


「いま、この瞬間しか生きられない」
どこかで聞いたフレーズ。


でも、イマイチよくわからない、ですよね。


わたしたちの本質は、”エネルギー”です。


瞬間、瞬間、変わっている。


このことに気づける人もいれば、わからない人もいる。


大半の人が「自分の気分がわからない」。


今日は、自分の気分を少し上の視点から見る、というお話です。


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「メタ認知」。


どこかで聞いたことがある?
初めて聞くワード?


「メタ認知」とは、心理学用語で、「高次の」とか「より上位の」を意味する言葉。


認知についての認知ということ。


よけいにわからなくなってきた?


要するに、「自分の認知を認知する」ということ。


「メタ認知」は、もともと認知心理学で使われていた用語で、最近まで一般的に知られていない、最近注目されるようになった能力のひとつ。


今では、教育関係、人材育成、経営などの業界で重要視されています。


客観的に自分を見る。
自分が記憶や思考、感情などを「高次の(=メタ)」の視点から認知する、というのが、「メタ認知」の直接的な意味となっている。


専門用語がいっぱいで、よくわからない。
それでは、例をあげてみますね。

東京駅。イメージです。
東京駅、外から見たことほとんどない。いつも通過してしまいます。


AさんとBさんが待ち合わせをしました。
Aさんが待ち合わせ時間になかなか来ないので、Bさんはイライラしてきました。


Bさん、自分が”イライラしていること”に気づいていません。


Aさんのせいにして、”遅れることを責める気持ち”でいっぱい。
Aさんを責める気持ちが、心を支配してしまっています。


これが、「メタ認知」の低い状態、ということ。


感情にのみこまれている、状態。


これでは、「高次の(=メタ)」の視点からは自分を観察できていません。


Aさんが約束の時間に来ない=イライラする=Aさんを責める


待たされているBさんの気分は”最高に悪い”はずですが、そのことにも気づいていません。


+++


では、「気づいている場合」というのはどんな状態なのでしょうか?


状況は同じ。


AさんとBさんが待ち合わせをして、Aさんはなかなか来ません。


Bさん、イライラしています。


でもBさんは、「自分がイライラしていること」に気づいています。
そして、いろいろな対策を考えます。


いろいろな対策の大前提。
自分の気分を落ち着かせる方法を考える、ことです。


これをまずはじめに考え、行動する。


気持ちを落ち着かせる方法はいろいろあって、


  • 相手の状況になって考える

  • 待っている時間を有効に使う方法を考える

  • いま、とれるアクションは何かを考える

相手の状況になって考える


自分の気分を落ち着かせる方法のひとつめ。


これは、「遅れるのもやむを得ない理由があるかもしれない」
「Aさんに何かあったのかもしれない」ということを想定する、ということ。


相手の状況はわかりません。
きっと、遅れてやってきたら”言い訳”をするかもしれないけれど、
その”言い訳”もさらっと聞き流せる余裕は持っておきたいところ。


Aさん自身も、遅れることへの「罪悪感」は感じている、というのを前提に心の片隅に置いておくことも必要。

待っている時間を有効に使う方法を考える


もしも、待ち時間が30分を超えるような状況だった場合、
どこか近くのカフェに待ち合わせ場所を変えるとか、ふらっと立ち寄れる書店などが近くにあったら、何かいい本がないか探してみるのもいいですね。

イメージです。こんなカフェならどれだけでも待てそう♡


その場で待っている場合は、待ち時間にSNSをシェアしてみたり、電子書籍のライブラリから読みかけの本を読みながら待つとかしてもよし、ですね。


待ち時間=修行、ではない。


時間がない現代人にとって、
「人を待たせること」が、どれだけ相手の貴重な人生の時間を奪っているかということぐらい、きっとお互いにわかっているはず、ということは心にとどめておきたいところ。


相手を思いやる気持ち。
自分だけが「損をしている」わけではない、ということ。


そして、行動に移せることがあればすぐに行動。


待ち合わせは、永遠に続くわけではないので、
いち早く行動に移すことが大切。


先ほども書きましたが、
そのまま待ち合わせ場所に居続けるのか、
それとも待ち合わせ場所を変えるのか・・・。


自分の”気分が落ち着く”ように、とれるアクションを考えよう。


これが「メタ認知」の高い状態、です。


「Bさん、遅れてくるのか・・・、どうしようかな?」と
待っている間、ずーっとその場所でイライラしながら待つのか、
それとも、いち早く自分の気分に気づいてアクションとれるのか、で
その後、ふたりが会った時の「雰囲気」が大きく変わるのです。


遅れてきたBさんに、笑顔で「大丈夫だよ」と言える、
「心の余裕」を持つ。わたしはそんな人になりたいと思う。


これが逆の立場だった場合も、
「待たせたAさんに申し訳ない・・・」と罪悪感いっぱいで待ち合わせ場所に行き、そのあとギクシャクしちゃうよりも、
遅れる側からも、「どこかカフェとかあったら待ち合わせ場所変えよう」とか提案することもできる。


お互いにお互いを思いやる気持ち。


自分の感情をぶつけるのも簡単でいいけど、
相手だけではなく、”自分自身”も傷つけてしまうことになる。


生活のいろいろな状況で、「メタ認知」は使えます。


いま、どんな気分か?
自分の内側にフォーカスして、気分のいい状態に持っていけるように行動に移すことは”自分を癒す”上でとても大切。


自分への思いやりは、相手への思いやりと同様です。


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今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。










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