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こんにちは。Kiwi PRの植田聡子です。

私は以前のnoteに「無形資産はすぐには育たない」から、じっくり時間をかけて育てていきましょう、という趣旨のブログを書きました。

無形資産は
・目に見えない
・手に取れない
・形がない
資産であり、スキルやキャリア、ナレッジ、人間関係やパーソナリティが挙げられます。

「老後2000万円問題」など有形資産の話題が煽り気味に報道されますが、いくら現金や不動産があろうとも、孤立してやることがない老後では、あっという間に退屈な毎日が続くことになります。そして、残念ながら有形資産の価値は一部投機的に上昇している相場もありますが、相対的に下落しているのです。

なぜ「無形資産こそ大事だよな」と痛感したかというと、以前の上司が定年退職後、これまでのキャリアを活かして、いわゆる「ひとり起業」をしたことに端を発します。

私はしばらく前にその構想はちらっと伺っていて、楽しみに待っていたうちの一人です。彼が起業をSNSで表明した日には、いいね!、コメントも続々。そのほとんどが「何かあれば手伝いたい」「どんなことをするのか話を聞かせてほしい」など、かなり具体的コミットを期待するような応援なのです。

これまで彼がどれだけの無形資産を築いてきたのか、がわかる一面でした。私も何かご一緒できるプロジェクトがあるなら、どんな形でもお手伝いしたいと思ってしまいます。そんなファンがたくさんいるのです。お人柄ですよね。

定年ひとり起業を考えている50代の方、令和の今「読み書きそろばん」は「発信・動画・コミュニティ」にアップデートされていると、キャリア未来地図研究所の千葉智之さんがおっしゃっていて、非常に腹落ちしております。


私はクラウドファンディングのプロデュースやサポートもしていますが、クラウドファンディングを「資金集め」だと思っている人は、正直成功しないのです。

まずはクラウドファンディングしたい内容を周囲に話した時、周囲がどこまで本気で応援してくれるか。そのような応援団を多く持つ人は、プロジェクトが始まれば、周囲も本気で拡散してくれます。

私はクラウドファンディングについて、「誰もいないラーメン屋」の例えを挙げます。無人のラーメン屋には入る気が失せるように、誰も参画していないクラウドファンディングは、いくらいいプロジェクトだとしても、寄付する気になれないのです。だって、その人のお友達すら応援していないような話、少し胡散臭いじゃないですか。

クラウドファンディングはファンを増やす仕組みなのです。ファンはクラウドファンディングで突然作るものではないのです。日々の無形資産の積み上げありきです。

あなたが何かを始めると宣言した時、応援してくれる人の顔が思い浮かびますか?その人たちとの関係は損得関わらず、大切に育てていくべきだと思います。




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