続けること

毎日noteを始めてから（土曜日だけ寝てしまった。でもそこからそのままずるずる引きずらないで立て直せたのエライ）6日が立とうとしている。という事実をわざわざこうして書き連ねているのは時間の流れが想像以上にはやくて怖いっていうのと少しずつ物事を続けるコツが掴めてきていることへの喜びを書き留めておきたかったから。継続を自分の生活の中に組み込めた時ってこう生きる術を身につけたっていうか、時間がもっと豊かになるような不思議な感覚に陥る。一方では毎日同じことをしていて段々と刺激がなくなりルーティン化しすぎて新しいアイディアも浮かばなくなるのかもしれないけどそれらの時間は決して無駄なものではなくて、むしろ歓迎されるべき「生きていた」時間の結晶なんだと思う。

昔から三日坊主ならずの二日坊主くらいが私のスタンダードで三日も続けばたいしたもんだっていうくらいに私の習慣化計画やら継続の話なんていうのは夢のまた夢みたいなものだった。毎日、雨の日も風の日も物事を黙々と続けられる人々を横目に私はだいぶ続いたと思ったら風邪をひいて寝込みまたマス目一に戻っていた。小学生から日記を書き続けているとか、毎日素振りを六年間やり続けたとか昔からのブログを今も更新し続けいるとかっていうことが私のとってはもうそれはおとぎばなしのような非現実的な話であって決して自分にできるものではなかった。

という話を一通りした後に私のこのサボり癖が治り今はもう苦労せずに着々と物事を積み重ねてこなすことができるという成功体験でも披露するかと思いきやそんなことはなくて。私はまだ今も三日続けば一人で大喜びして一ヶ月続けばもうそれは十年続けてきたかのような盛大なイベントとして祝いという有様なので到底継続について語れる人間ではない。ただ、少しずつだけど物事を続けることによって見えてくる世界を理解し始め、習慣と継続が提供してくれる心と体の安定感の長所を見つけ、もっと丁寧に一歩一歩確実に生きたいと願うようになってから今までとはまた少し違ったアプローチでこの継続というものに取り組み始めた。

それは誰かに評価されるための何かではなくて。
それは何か特定の結果を得るための何かでもなくて。
それは私のために私だけの知っている場所で静かに毎日行われている儀式であり。それは誰かに自慢し見せるためのものではなくて。ひとつひとつ物事を丁寧に積み重ねていくことによって得られるのはわたしの心が満たされていく感覚。そんなもののために私は時間を味方にしこの世界で生きていられる時間の密度を少しずつ上げていっている。

 mugiho