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自分で家族をつくるという初めての経験

わたしにとって家族は与えられたもの、そこにあるものであって、

絶対的なよりどころでありながら、時にうざったく、心配事の主たる種で、自分の時間や空間を侵食するものです。

家族はそれぞれの確立された人格を既にもち、その集合体であり、そこに自分の選択肢は自分以外の人間には大きく影響しない。

一方、家族の選択肢は長期的にみて、自分に多大な影響を与えてくる。

という、家族というものに大変受け身な感情を抱いています。

夫になって欲しいという人は自分で選択したけれども、そこに付随する夫の家族は私が選択したものでなく、もともとそこにあって、結婚をすることで私に影響を与えてくるもの。

自分の家族は好きだけれど、もともと好きになって家族になったわけではなく、私が生まれてくる前からそこにあり、私が生まれることで自動的に家族になったもの。

だから主体的に家族への介入をすることは、私の役割では無いと思っているし、逆に介入もなるだけされたくない。


しかし、今、私は家族をつくりだそうとしている。

それは私と夫の意思で、流れるようにではあるけれども きちんと意思を持って、私たちの選択で作っていく家族。

そう考えた時に、初めて「家族」というものに主体的になれた気がします。

当たり前に、既にそこにあるものでなく、私たちの意思で作り上げるもの。

どういう風に生きて、どういう集合体にしていくのかは、私たちの選択で決まっていくのです。


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