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#35 やっぱり赤川次郎が好き

おはようございます、むーです。
昨日一気に読んでしまった本について書きます。

赤川次郎「牡丹色のウエストポーチ」

あらすじ
「杉原爽香の娘を殺して」夜明け前の公園で交わされた契約が、危険な事件の連鎖を誘い込む。不穏な思惑などつゆ知らず、学校行事の一環で山間のキャンプ地に赴くこととなった爽香と娘の珠実。楽しいはずの旅行先で、殺意は着実に迫りつつあった…。新たな事件、移ろう人間関係、それぞれの成長。登場人物が読者とともに年齢を重ねる大人気シリーズ第三十弾!

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赤川次郎と出会ったのは中学生の頃。なぜか赤川次郎の本だけは一気に読んでしまい、同じ姿勢で2時間程、経っていました。
そのおかげで身体が痛い事に後で気づくのですが…
久しぶりに読んでみたら、今回も一気に読んじゃいました。
15年前と変わらない自分。

中学生の私にはお金がなく、それでも赤川次郎の本を手に入れたいと思い、BOOK OFFで買っては読んで、読まなくなった本を売っての繰り返しでした。
それでも漫画ではなく赤川次郎の本を読みたかったんです。

さて、今回の作品は杉原爽香シリーズ30作品目!!
最初に出版されていたのが14歳の杉原爽香が主人公。1年に1回この作品は出版されるため、44歳の主人公。
1作品目から比較するとどんどん人間関係の幅が広がり、爽香の環境も変化していきます。だって、1作品目は中学生だったんだもん!

シリーズとして読んでいくのも良いですが、登場人物について最初に丁寧に書かれている為、何歳のものから読んでもOK!
1冊につき1事件なので、読み切れます。

今回の作品は記念すべきアニバーサリーイヤーでもあり、爽香がこれまで関わってきた登場人物が多く出てきます。
今回は本人ではなく娘さんが狙われる事件。
しかし、なかなか犯人が上手く行動できませんでした。
それは娘さんの運、爽香譲りの直感、爽香が長年積み重ねてきた厚い人間関係もあるのかなぁ、と思いました。

ドキドキハラハラしながら読み進められる作品。様々な人間関係の描写が分かりやすくかかれているのも、赤川次郎の世界に浸ってしまう理由かもしれません。

読み終わるとすっきりして、爽香に感化されて前向きな気持ちになれます。

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