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短い物語

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自分の書いた短めの物語をまとめて置いておきます
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2021年12月の記事一覧

ふたりきりの世界

 五人の仲良しグループがあったとすると、その中に存在する「ふたりきりの世界」は、十通りあ…

睦月
2年前
4

マイペースなのに自分がない

海「私時々思うんだけどさー」 真子「うん」 海「私たちの会話って、みんなついてこれてんのか…

睦月
2年前
7

未来の自分をからかってみる

 ホップステップジャンプ。  意味もなく飛び跳ねてみる。時間の上で。  三十歳の誕生日。…

睦月
2年前
3

高級な遊びについて

海「ねぇねぇみんな。私さぁ、遊びにも、ランクってのがあると思うんだよね」 友里「高級な遊…

睦月
2年前
6

小鳥と精霊 氷湖にて

 その湖は、氷湖と呼ばれていた。  日食の今日、私は氷湖のほとりで静かに佇んでいた。薄暗…

睦月
2年前
4

妄想を卒業した理由は、妄想と現実のギャップに耐えられなくなったから

 少女時代の妄想なんて、だいたい自分にとって都合のいい妄想ばっかりだ。偶然は全部自分に味…

睦月
2年前
7

怖い話『静かな電車』

 私はその日、とても疲れていて、仕事帰りの電車の中で眠ってしまっていた。隣にいた人にとんとん、と肩を叩かれて目を覚ますと、自分がその人に寄っかかってしまっていたことに気づいて、少し恥ずかしくなった。 「す、すいません!」  しかもそのお兄さんは結構容姿が整っていて、少し困ったような表情もまた……何というか、魅力的だった。私は一瞬だけ「運命の出会い」みたいな言葉を思い浮かべたのだけれど、周囲の様子を見渡して、そんなことを考えている場合ではないのに気づいた。 「俺もさっきまで寝て

珠美はすぐ嫉妬を忘れる【ショートショート】

 私は自分よりすごい人を見ると腹が立ってくる。自分の情けなさを突きつけられたような気持ち…

睦月
2年前
4

理不尽

 イライラしていた。日向が私の悪口を言っていた。 「柿谷、前別に頼んでないのにいきなり私…

睦月
2年前
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