感想 ハヤブサ消防団 池井戸潤 池井戸作品ぽくない田舎を舞台にしたミステリー作品でした。後半かなり面白かった。
池井戸作品の中では、かなり異色な作品だったと思います。
田舎を舞台にしたただのミステリー作品です。
主人公は、都会から越してきて、消防団員になるミステリー作家。
田舎なので地元の普通の人たちが消防団に入り村を守っています。
都会から消防車が来るのを待っていたら全焼してしまいます。
連続放火事件、殺人、そして、土地買収の悪だくみ
変な宗教団体
前半はかなり退屈であります。
中盤、編集者と主人公が釣りをしてて、山で幽霊みたいなものを発見したあたりから、物語は急展開しどんどん面白くなっていきます。
ある業者に土地売るのを拒否した人が放火されていたのです。
登場人物のキャラ設定が良くできていて、田舎の消防団や組織の雰囲気がわかり良かった。
居酒屋サンカクが、村の憩いの場になっていて、そこが事件解決の鍵になっていくのも楽しい。
宗教がらみなんですが、その設定はちょっとありがちだけど、後半の敵側陣営というのか、えっ、その人もなのかという怒涛の展開はなかなか良かった。
テレビドラマになっているらしいが見るつもりはない。
2023 7 16
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