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#読書記録
感想 嘘と正典 小川哲 共産主義がなかった世界にしようとした表題作は、少し難解だが楽しい。タイムリーク系の話しが多いが、どの話しも斬新だった。
少し難解です。 ごちゃごちゃしています。 でも、SFが好きな人なら、こいつはすごいと思う短編集でした。 「魔術師」 「ひとすじの光」 「時の扉」 「ムジカ・ムンダーナ」 「最後の不良」 「嘘と正典」 の6作品が入っています。 表題作 「嘘と正典」 は突出して面白い発想のですが、 「ムジカ・ムンダーナ」や「魔術師」もかなり読み応えがありました。 「ムジカ・ムンダーナ」は、父の残した曲が鍵になっていて それを調べていくと、音楽=金であり、すべてであるという南の島にたどり着