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ほろ酔いラプソディー『45.里芋と玉子』

通勤途中に散歩中の親子とすれ違うと、女の子が空を指さし、なんで明るいのにお月様があるのか母親に聞いていた。見上げれば空に月が浮かんでいて、昼間の白い月を見たのはいつぶりだろうと考えた。

子供の頃は登校中も景色すべてが興味の対象だったし、授業中も窓の外を眺めては先生に注意されていた。でも今は、前を歩く人の背中をぼんやり見ながら駅に向かい、スマホを眺めて電車に揺られ、一日中パソコンに向かっている。

なんだか月が気になり調べれば10月1日が十五夜とのことで、今年はお花見ができなかったからお月見でもしようかと同僚に相談する。リモート飲みも風情がないし、それぞれ好きな場所で同じ月を眺めながら独り酒をしようと。

十五夜をイメージしたおつまみを作りながら、お月見はお酒を飲む風習があるのか疑問になったけど、どのみち晩酌はするのだからとスマホを置く。今夜くらいはスマホ片手にうつむくのではなく、夜空を見上げたい。

『 うつむいてばかりいないで、たまには上を向いて歩こう 』

里芋団子の月見風

材料
・里芋
・卵黄
・ベーコン
・粉チーズ
・和風だし(顆粒)
・塩、片栗粉、水、サラダ油
作り方
1.里芋をレンジで加熱し皮を剥く
2.1と粉チーズをボウルに入れ潰す
3.2を丸め片栗粉をまぶし揚げ焼きする
4.小鍋にベーコンと水を入れ沸かす
5.4に和風だしと卵黄を入れ混ぜる
6.とろみがでた5を器に注ぎ3を盛る

※里芋は少し多めの油で揚げ焼きしてください。
※水はソースにしたい量を入れて下さい。
※卵黄は弱火で混ぜ続けると乳白色になりとろみがでます。
※とろみが弱い場合は水溶き片栗粉を少量入れて下さい。
※ベーコンと和風だしの塩分で物足りない場合は塩を加えて下さい。

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