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心理職地方公務員のススメ 最終章「心理職として働くこと」

割引あり

 こんにちは。むーとです。台風など、梅雨の近づきを感じさせる季節になってまいりました。


 将来心理カウンセラーになりたい人、心理学部の大学生の人、またはそうしたお子様を持つ保護者の方にお伝えしたい内容を書いていきます。
 浅学な上長いため、読んでいただき心理職に興味を持っていただけると幸いです。



はじめに~前回記事紹介~

 当記事は、以前投稿した「心理職地方公務員のススメ」をお読みになってから当記事を読んでいただけるとより内容を理解しやすいかと思います。
↓最初の記事はこちら↓

↓前回の「心理職地方公務員のススメ」はこちら↓

最終章「心理職として働くこと」

 今回は、シリーズの最終章として、私自身が学部卒で「心理職」という職名を背負って働くにあたって、若輩ながら感じたことをお話していきたいと思います。
 私が働いていて感じたことは、主に2つです。1つ目は、「心理職として所属してから、必ずしも自分の想定や予想通りの仕事ができるわけではなかった」ことです。2つ目は、「心理職が、どのような職場であっても大学で学んだ知識が生かされる」という気付きです。
 この2つについて、これからお話ししていきたいと思います。

①想定通りの仕事が最初からできるわけではない

 まず、一つ目の「心理職として所属して最初から、自分の希望通りの仕事ができるわけではないこと」についてです。
 私は、元々はもしも地方公務員の心理職として働くのであれば、児童心理司として、児童相談所で子供たちの心理的支援をして働きたいと考えていました。そのため、地方公務員の心理職の試験の面接では、高齢者福祉や障害支援などの部署に配属になるよりも児童相談所の所属への志望を前面に押し出して臨んでいました。
 結果、児童支援ができる職場の所属にはなりましたが、児童心理司としてではなく、心理職の児童指導員として働くことになりました。
 児童指導員については、また別途お話させていただければと思いますが、基本的には子どもたちの生活などの支援がメインで、生活指導の先生や保育士などの働き方をしています。
 そのため、児童心理司のように心理療法や心理検査を面接などを通して心理支援を行っていくという子供たちへの支援はしない働き方になっております。
 このように、自分がどれだけこの仕事がしたい!と考えていても、配属等やその配属先のルールによっては自分が満足のいく働き方ができるとは限りません。
 しかしながら、今働いている中では、一番最初に子どもの生活を支援する中で、子どもたちの考えていることや感じていることを主観的に学ぶことができ、今後児童心理司として配属が異動になったときに、今の配属先で学んだことが必ず生かせるだろうとは感じています。
 もちろん、自分と同じ学部卒の同期で、児童心理司として働いている方もいます。ですが、この児童指導員として働いた経験があることで、私の同期のように卒業後にいきなり児童心理司として働くより、様々なアドバンテージがあると思っています。
 皆さんも、もし今自分のしたいことと違う仕事をしていたり、これから先したいことと違う仕事をしなければならない状態にあったりした際は、一先ず3年間はその仕事に全力で取り組むことをおすすめしたいと思います。
 地方公務員の心理職であれば、今後3年間働いて、気が変わって今の仕事を続けたいと考えれば続ければ良し、配属が変わらずつまらないと感じたら大学院への進学を考えて就職活動を再度行うことや、配属が変わるように希望を出して展望を待つというのもいいかもしれません。
 この地方公務員の心理職という仕事と職場は、自分のしたい仕事でなくとも、今後の人生とキャリアの選択肢が非常に多い仕事だと感じています。ぜひ、興味を持っていただければと思います。

②どんな職場でも大学で学んだことが生かせる

 次に、二つ目の「どんな職場でも心理学科の大学で学んだことが生かせること」についてです。
 先ほどお話しした通り、自分は児童指導員として働いていますが、日々の仕事にあたって、心理学科の大学で学んだことが生かせているなと感じる場面がいくつもあります。
 例えば、大学で学んだ教育心理学の知識は、児童指導員として子供たちに指導をする際は非常に役立っていますし、発達心理学の知識は、子どもたちの中に発達障害を持っている子供への支援に役立っています。また、法学についての知識が子どもたちへの指導の際に役立つこともあります。
 他にも臨床心理学の知識や、福祉心理学についての知識、精神医学についての知識、心理検査についての知識など挙げていけばキリがありませんが、学んだことのすべてが、とらえようによってはこの地方公務員の心理職の仕事に対して生かせると思います。
 大学で学んでいる学問は、皆さんが思っているよりも実践的で、応用が利くものだと思います。ぜひ、みなさんも自分の仕事に、自分が学んできたことが生かせるか考えてみてください。
 以上が、自分が心理職として働くうえで感じたことでした。

おわりに

 本章で、「心理職地方公務員のススメ」は一旦終わりになります。
 今後は、何について当ブログで情報発信をするかは未定ですが、心理職として働く中で感じたことや、全く関係のない私の趣味や研究についての話や、過去に執筆した懸賞論文について、大学生活でしてよかった事等の情報発信等をできればと思っています。

 ひとまずこれにて「心理職地方公務員のススメ」は終了になりますが、今後ともよろしくお願いいたします。ここまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました。是非、心理職地方公務員を目指して頑張ってください!

 ここまで閲覧していただき、ありがとうございました。
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