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音楽で脳育!音楽が脳へ与える素晴らしい影響!~子どもの脳・大人の脳~

1.はじめに

みなさん、こんにちは!
千葉市花見川区(検見川駅、新検見川駅最寄り)
音楽教室エアです!

みなさんは「脳科学」という言葉を聞いたことはありますか?
最近では明石家さんまさんの「ホンマでっか!?TV」で脳科学を専門にしている澤口俊之さんの出演や、同番組にも出演し、『ヒトは「いじめ」をやめられない』や『ペルソナ 脳に潜む闇 』などの著書でも有名な脳科学者・中野信子さんが活躍しており、その言葉を聞いたことがある!という人も多いのではないでしょうか?
実は近年、音楽の分野でも音楽と脳の関係性について様々な研究がなされています!
では音楽と脳の関係性にはいったいどのようなものがあるのでしょうか?


2.幼少期の脳へ与える音楽のすごい影響!

まず、人間の脳の成長について見てみましょう。
人間の脳が大きく成長するのは幼少期です。
赤ちゃんは視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などをフル活用し、周りの環境から情報を得ています。
その情報が脳に届くことで成長を促し、コミュニティーで生きていくためのスキルを身に付けていきます。

さて、この幼少期の脳の成長について、脳内科医・小児科専門医の加藤俊徳さんは、著書『子どもの脳に良いのはどっち?頭の良い大人になる子育て』の中で、右脳(感覚や感性などの非言語能力)を育てるのがよいと述べています。

その理由は・・・
幼少期に左脳(読み書きなどの言語能力)を鍛えてしまうと、脳の成長が偏り、その後の人生で右脳が鍛えにくくなる傾向があるからだとか!

著書の中では、
「言葉の処理ばかりが得意で、言葉以外の情報を処理できない大人」
「融通のきかない、コミュニケーションが苦手な大人」
「良い大学を出たのに、仕事ができないという人」
を例に挙げて説明されています。

また、加藤さんは脳の部位を脳番地という概念で分け、それぞれの部位の成長に適した時期に栄養を与えていくことでバランスよく脳が成長すると主張されています。
幼少期に育てると良い脳は、視覚系、聴覚系、記憶系、理解系、感情系の
情報をインプットする機能を有する部分だそう!
聴覚系はまさに音楽と関係する部分ですね!

しかし、音楽は聴くだけではなく、楽譜を見て音の高さや長さを理解したり、それを音で表現したりと、視覚や理解、感情を伴います。
つまり音楽は脳を育成するために適している、ということができますね!
以上の事から、幼少期の脳を育てるには音楽がピッタリであることがわかります。

3.音楽が大人の脳へ与える影響は?

昔から、音楽を使って健康の維持・促進を目的とする音楽療法というものが存在していました。
近年では音楽と脳との関係、特に認知症の分野での研究が盛んに行われています。
2020年に行われた楽器会社のミニトークイベントにおいて東北大学加齢医学研究所教授の瀧靖之さんは、
「知的好奇心が高いほど、脳の加齢は押さえられる」
「趣味を持ち続けること、色々なことに興味をもって取り組むことはとても重要」
と述べており、特に音楽を趣味とすることは、「楽譜を見る」「覚えて演奏する」「弾く」などの行為を通して、脳の様々な領域を使うことになると言っています。
実際に、楽器演奏者の脳年齢を調べてみると、演奏しない人と比べて若いという結果が出たのだとか!

また、日本認知症予防学会エビデンス創出委員会によると、楽器演奏を習慣的に行うことは、認知症リスクを減少させるという結果も出ているようです。
これらのことから、瀧さんは楽器の演奏について、大人の脳の健康を保つの有効であるとしています。
(ミニトークイベント動画がYoutubeで見られるようになっています!興味がある方は是非!)

4.最後に

最新の研究からも明らかなように、大人でも音楽にふれることは、脳のためにとても良いことだとわかりますね!
ぜひ、音楽教室エアでこれからの生活の中に音楽を取り入れてみませんか?

5.参考・引用文献

加藤俊徳『子どもの脳に良いのはどっち?頭の良い大人になる子育て』永岡書店、2019。

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