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彼は自閉症の子ども達の希望です!聖火ランナーを立派に務めた、レッスン生の圭くん29歳

小学4年生からピアノに来てくれている圭くん。
圭くんは20年前、私が初めて出会った高機能自閉症の男の子です。

昨日は立派に聖火ランナーを務めました。

私は泣きそうになりました。彼は皆んなの希望です。
とても誇りに思います。ありがとう。

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20年前、私は自閉症の知識を全く持たず、
ピアノレッスンをスタートしました。
目の前で起こる予想もしない展開に、ただただ驚き、
悩む日々が続きました。

そんな圭くんが、中学、高校、大学、就職と、
その時々に起こる様々な出来事をご両親と共に乗り越え、
発表会でお客さんに感動を与え、まさに、「継続は力なり」で、
この日を迎えました。

みなさん、そして、
発達障害のある子ども達をお持ちのお父さんお母さん、
ぜひ、このNHKのアーカイブを見てください。
彼自身が書いた聖火ランナーへの応募の言葉を読んでください。

そしてどうか希望を持って、今の積み重ねをあきらめず、
続け続けてくださることを願っています。


そして、圭くんの演奏です。

特別な才能があったとは思いません。
ただただ、毎日30分をずっとくり返してきました。
何があっても休まず、弾くことを続けてきました。
今では、圭くんの演奏を聴いて、ピアノを始める人も多くいます。

多動で、レッスン中も話が聞けず、社会性も低かった彼が、
今では私の片腕で、イベントの中心的存在です。
甘やかさず、愛深く、そして厳しく、数多くの経験を積ませたご両親の
愛情の結果が形になった、聖火の炎でした。


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