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101回目の法則~発達障害のある子ども達のためのピアノレッスン

知的発達障害のある子ども達とのレッスンは、
やはり、記憶できるかどうかにかかっています。

覚えてほしいメロディやリズムなども、
定型発達の子ども達であれば、数回で覚えられることに
とても時間がかかってしまいます。

ただし、ある日、子ども達を教えていて気づいたことがありました。

それは、100回やらせてみてダメでも、101回目に奇跡的に弾ければ、
その子はそれができるようになる、ということです。

100回は大袈裟ですが、10回、20回と、アプローチを変えながら
取り組んでいる時、「あ~これはダメかな?難しいかな?」
と思っても、ひょっこり「あ、できた!🤩」と思える瞬間があります。

もしくは、完成に近づける時があります。

嬉しくて、もう一度やってもらうと、できない😥。。

でも、たった1回でも、できたことは、
周囲があきらめずアプローチしていけば、
時間はかかりますが、必ずできるようになります。

なあ~んだ、そんなこと。
のようですが、この「たった1回でも、できると、できるようになる」
に気付いてから、子ども達が飛躍的に伸びました。

本当にできないこと、苦手なことは、たったの1回でもできません。
それは私も同じだなあ~と。

私はこれを、自分で「101回目の法則」って名付けて、
知的に遅延のある子ども達のピアノレッスンの、
1番目のマニュアルにしています。







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