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もしかしてプロなのかもしれない【5/31ロッテ戦◯】

神宮で今日の試合を見ていて私は、「そうだった、この人たち・・・プロだった!!!!」と、思い出した。そう、ヤクルトってプロのチームだったのだ。

なんと、交流戦の開幕カードを勝ち越した。勝ち越してしまった。今日は3-1で勝ち!なんてこった・・

序盤はもう正直、ぜんぜん勝てる気がしなかった。あっという間に終わる攻撃の時間。さっぱり出ないヒット。おそるべしパ・リーグ。おそるべし山賊。じゃなくて海賊か?あと、やたら耳に残るロッテの応援歌(かっこいい)

ただ、交流戦の唯一これいいところだなと思ったのが、相手チームの知っている選手がセ・リーグより少ない分、打者の怖さが今ひとつわからない、というところ。(なんという後ろ向きないいところ)

つまり、ピンチを迎えた時に(今日もだいたいいつもピンチだった記憶しかない。)ここで筒香か・・!とか、ああここでまたアルモンテ・・みたいな恐怖があまりない。実際のところめっちゃ怖いバッターなのだろうけれど、なんせ知識がない。世の中、知らない方が穏やかに過ごせるということは多々あるものだ。

まあそうはいってもいつものように次々と訪れるピンチを、なんとかかんとかしのぎ、迎えた6回裏。本日(やっと出た)2本目のヒットは、エイオキ!さっすが。そして迎える、昨日ヒットのなかったぐっち。

好調だ、とあらゆる人に言われ、それを前提にインタビューも受けるというのは、素晴らしいことだろうけれども、そりゃ普通はある程度プレッシャーにだってなるだろう、とも思う。いやそんなプレッシャーをはねのけるのがプロなのだろうけれど、明らかに良い数字が出た時に、身構えてしまうことっていうのは、誰しもある気がする。

それは、良い数字だけじゃなく、もちろん悪い数字が出た時も然り。何もかもがずっとうまくいくことはないし、もちろん、ずっと悪いことが続くこともない。そうなのだけれど、普通はその両方のプレッシャーと戦わなければいけないのだろう。「期待背負い今、シャープに放てよ上田」というのはなかなかに難しいことなのだ。急に名前を出してごめんやけど、上田。(※1)

だから昨日ヒットがなかったてっぱちやぐっちは、好調だと言われるからこそやっぱりそのプレッシャーと戦わなきゃいけない部分が、あるのだろうなと思う。それは毎試合毎試合、そして打席ごとに、あるいはシーズン通してずっと。てっぱちなんて特に、期待の背番号を背負って、実績も残して、シャープに放てよ上田を地で行っているわけだ。関係ないけど、上田。

期待背負い今、シャープに放つ上田になるのは難しいことだけれど、前日の試合がどうであれ、もっと言えば前の打席がどうであれ、また新しい打席を良い意味で開き直って迎えるしかない。期待を背負う人はなおさらに。本当に上田は関係ないのだけれど。

そんなことを考えながら試合を見ていて、いつものような形ではなかったけど、ぐっちの内野安打が出て次にチャンスをつなげてくれたのは心底うれしかった。これこそが、期待背負い今シャープに放てよ上田だ。関係ないけど、上田。

そしてこれが結局、なおみちの犠牲フライと、びっきーの勝ち越しタイムリーにつながった。そう、なんと、この人たちは、チャンスを生かしたのである。満塁のピンチに点をとったのである。信じられない。もしかしてプロなのかもしれない。

チャンスだと期待していなかった場面で次々点を取ってくれた昨日。攻撃時の満塁のピンチを本当のチャンスに変えて点を取ってくれた今日。いつも彩り豊かな負けのパターンを見せてくれるというのに、昨日と今日は勝ちのパターンを見せてくれた。良い夢がみられますありがとう。

なんにしろ今日は、ぐっちのサヨナラTシャツを着たびっきーの図でおなかがいっぱいなので、私も同じTシャツをパジャマにして寝ます。さんきゅーびっきーありがとうヤクルト!あと頑張れ上田!(応援しています)

(※1)念のため、上田の応援歌
「期待背負い今 シャープに放てよ上田
風を切り走れ 歓喜の輪の中へ」


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