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いい占い師を見つけるポイント:3

占い師にとって必要なものは、前々回に述べた「誠実さ」と「謙虚さ」だろうと思います。

「謙虚さ」というのは「自分の力量を知っている」ということです。
「力量を知っている」ということは「いつまでたっても、まだまだ」と感じているということです。

占いの技術は、5年・10年でできたものではありません。
おそろしく長い時間、時には何世代もかけて知識を蓄積して出来上がったものです。それを、たったの数年でわかったような気になっては、いけないと思います。

私どもは、占いの勉強を毎日続けております。
毎年新しい占技を追加していますが、それでもまだまだです。
どう計算しても、一生かかっても、この勉強は終わらないような気がします。それくらい先人の知恵は膨大なのです。この勉強は、あの世から来世へ続きそうです。

私の師匠が「勉強をしっかりしなさい。人の一生なんてあっという間です。全ては次の人生のためなんですよ」と、よく言われました。
その言葉をいただいたときは「大げさな!」と思いましたが、勉強をすればするほど、この言葉の意味がわかってきました。

算命学の教えの中に「人に語ることを怖れよ。人を占うことを怖れよ。人を占うと言うことは、身体は人間でありながら、その精神は神の範疇にある」と言う言葉があります。占い師の姿勢を説いた言葉です。
算命学の勉強を始めた時、何かものすごい智慧に触れていることを感じました。占い師というのは、こういう謙虚な姿勢を持たなくてはいけないのです。いつまでやっても、どれだけやっても「まだまだ」なのです。

そういう姿勢が、占い師にあるかどうかを判断するには、その占い師が新しい知識を蓄積し続けているかどうかをみることです。ブログや情報配信のメールがあればわかりやすいでしょう。そういうものの中に、占い師の勉強の跡が見えるかどうかです。
あるいは、これまでと違った問題に向かって解決した話が出てくるかどうかです。私は、ブログなどに実例を書かれていない占い師は、あまり信用しない方がよろしいと思います。

そして、実際に会う機会があれば、その人の言葉遣いや態度を観察してください。多少、人が知らないことを知っているからといっても、態度が大きかったり、言葉遣いが雑な人は、人間として問題があります。
そんな人に占い以前に、人生の指導を受けてはいけません。

私の師匠は何年経っても、私に横柄な態度をとることはありません。
ですから尊敬できるのです。私もそうありたいと思います。

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