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秘境パレンケを訪ねて


-2009年-



サンクリ (サンクリストバル・デ・ラス・カサス) の宿に滞在中のある日、パレンケという森から帰って来た旅人、トモスケ君が、あまりにも楽しそうにパレンケをオススメしてくれたので、当人のトモスケ君と、宿の管理人のコビッチを一晩口説き落として一緒に行くことにした。



トモ)いや、オレ帰って来たばっかりだし!!

僕)いいじゃん!もっかい行こう行こう!

トモ)いやいや、さすがにオレ、帰って来たばっかりだし!!

僕)でもいいじゃん!行こう行こう!

トモ)いやいやいや、この先の予定あるしなー。

僕)でも、絶対俺は楽しいし!!

……



そんな事を一晩中言い続けてたけど、最後には一緒に来てくれるトモスケ君が熱いし、旅中、そうしてでも一緒に行動したいって人にたまに出会ってしまうのだからしょうがない。


そういう直感てとても大事なのだ!(迷惑)






なんだかんだで、またパレンケに戻って来たトモスケ君。

パレンケの近くにある、サパティスタ(民族解放軍)の子供達が暮らす村を訪ねた。
カメラを向けたら、キャーキャーと笑いながら逃げ出しちゃう子供達の姿がたまらない!

政府からゲリラ組織と呼ばれてる、彼らの先住民族にも主権や人権が欲しいというのは主張は、えらく真っ当に聞こえるのだけど、チアパス州に点在する村々は、メキシコ軍によって常に見張られているんだそう。

僕らはついつい学校で習う事が常識になりがちだけど、実は学校で教えてる事だって国や地域、民族によって、見方や教える内容が変わる事を知れて本当によかった。

ここ数年で、世界中の先住民族が持ってる知恵や暮らし方が見直され始めてるこんな時代、それぞれの生き方でいられる人が増えたらもっと未来は開けると思う。









全く何の前知識のないまま訪れたパレンケの神殿に辿り着いた瞬間、入り口でぶっ飛んでしまった。

天文学にとても長けてたマヤ民族の事を知ったのは、この後のこと。

土地が変われば、スピリチュアルも、シャーマニズムも当たり前の世界は今だに存在してた。
3人でほげーっと神殿を歩いては、座り込んで神殿を眺めて、歩いては座り込んでを、一日繰り返した。

世の中には説明のつかないことがあるから面白い。




人にはそれぞれ合う場所があると思うけど、僕にはメキシコがそのひとつだとわかってしまってから、もうどこで暮らしても安心出来るようになった。

自分には居場所があると思える力は強い。







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いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!