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【講師向き】信念を持つことの大切さ#2

みなさんこんにちは、MUSAKOドラム教室です。

さて今日はタイトルにも書きましたが、前回に引き続き講師目線での内容になっています。

もちろん生徒さん目線でもお楽しみいただけるかと思うので、ぜひお付き合いください♪

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指導方針を固めましょう

レッスンと言っても100人先生がいたら100通りの教え方があると言っていいでしょう。
特に正解もないと思いますし、これさえやっておけばいいと言うようなものもないと思います。

肝心なことは、自分のレッスンの進め方や内容を詳しく決定することです。
講師が生徒さんに毎回希望を聞いて、今日は何やりたいですか?
今日はなんかやってみたい曲とかありますか?
と聞く方針のレッスンもよくありますが、私はその方法にはやや否定的です。

生徒さんがかなり上級者で、ご自身でウイークポイントや課題、目標を見定めて、そこに足らないものをレッスンで補おうとしてくれているという分には構わないのですが、ほとんどの生徒さんはご自身で判断がつかない状態です。

むしろ何も分からないけどドラムが叩けるようになる方法を教えてください!という気持ちでいらっしゃる方がほとんどなので、
その方に対して何かやりたいことはありますか?と語りかけるというのは変に距離感が出来てしまう原因になります。

勿論講師も生徒さんを思って、せっかくやりたいといって入会してくれたのにやりたくないことをやらせないように〜、という気持ちからくる提案です。
が!逆に気を使われてしまうことになるので、はじめてしばらくのうちは講師が提示するスタイルのレッスンをお勧めします。

さて指導方針と言ってもまだまだありますね。
そもそもの話をすれば、
ロックしか教えません!
Jazzしかやりません!
初心者限定!
上級者限定!
ツーバスならお任せください!
基礎練のアイディア無限に教えます!
みたいな一見触れ込み、キャッチコピーの様なものも、立派な指導方針だと思います。何に特化しているかがわかるレッスンですね。

それをみて何ができる教室なのか、どういうドラマーになれるのか、入会前の生徒さんはイメージすることが少しできるかと思います。

また指導方針のお話につながるのですが、レッスンはどんな感じで進むのだろう?
と単純に疑問を持つ生徒さんは多いと思います。

ここだけの話、自分の教室ではないのですが、進め方を確認することもせず、また講師から説明もなかった教室に通って、自分(生徒さん目線)とは合わないなと思って辞めてしまった方を何人も知っています。

そうならないためにも必ずどんな感じでレッスンを進めるのか、講師は聞かれなくとも説明する義務があると思います。

前回も書きましたが、生徒さん目線に立って、なるべく疑問点を払拭していくことが重要です。

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成長を実感できるレッスンにしましょう

これが一番難しいかもしれません。
そして継続しもらうにはこれが本当の意味で一番重要ですね。

通って数ヶ月、1年、2年経つのに、
あんまり上手くなっている気がしないな。
こうなってしまう原因は勿論講師だけではないですし、かと言って生徒さんだけにあるわけでもないものです。

ここで講師にとって重要なのは、同じ様なことをずっと続けないことです。
8ビートの練習、パターンの習得は確かに重要です。
けど何回もそのレッスンが続くと正直飽きてきたり、ゴールは何だ?という気持ちになってきます。

プロを目指す、もしくはすでにそう言った活動をしている方に指導するのであれば深く掘り下げてレッスンすることも重要です。
しかし、ということですね。趣味で楽しみたい方と先述のプロを目指す方ではゴールは全く違います。

さて話を戻します。

同じ様なことをずっと続けるよりも、まずは曲を叩くために最低限必要なことをザーッと教えることが重要です。

兎にも角にもドラムは曲をたたいてナンボ。
一人で8ビートを叩く練習から、譜面の簡単な読み方を教わる。
そして8ビートの初心者用の曲を叩く。
この流れがとても重要と考えています。

この体験があるのとないのとでは、モチベーションにも大きく関わると思いますし、実際私も曲が叩けた時の喜びや楽しさは今でも覚えています。

8ビートの初心者用の曲が叩けたらさあ次のステップ!
16ビートをやってみる?フィルインをやってみる?

何でもいいので停滞しないこと。
ただあまりに教える事がいっぺんに多くなるのは生徒さんにとってただただ負担になるので止しましょう。

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音楽といえどもメソッドはある

たまたまドラムの講師になりましたが、初心者の方を教える場合は
例えばですが国語の授業、先生になぞらえることもできます。
小学校に入学したての新入生にはまず平仮名を教えます。
これは文章を読める様になってもらうためですね。
句読点や、カギカッコ、そんなことも教えます。楽譜の読み方と言ってもいいですね。

そしたら短い文章や言葉を読み書きをする様になります。
実践と言ってもいいでしょう。

その後は漢字が登場したり、
熟語が出てきたり、要はレベルアップします。

義務教育の場合は国語に限らずそんなメソッドがかなり確立されていて、日本中どこで教育を受けても差が出ない様にしっかりと作られています。

音楽の場合もある程度のところまではメソッドがあってもいいかなと思っています。
勿論一番最初に書いた様に、講師が100人いれば100通りのメソッドがあってもいいのです。みんながみんな同じことを同じ様に教えるのでは、音楽の楽しさが減ってしまうかなとも思います。

が、今にして思えば義務教育ですら先生によってかなり教え方が異なっていた様に思います。

大切なのは講師、先生が信念を持ってメソッドを作り、情熱と愛情を持って教えていくことです。
特に教える順番とか内容は決めてない、一貫性はないというのが一番指導する身としては危険です。勿論教わる側も危険ですね。

そして最後に、
このメソッドは日々アップデートしていくべきです。
指導暦が1年の講師と10年の講師、30年の講師では勿論経験や見えているもの、大事にしているものが違ってきます。

教え方も洗練されてきたり、省いたり追加してきたりすることもあるでしょう。
やっぱり停滞は禁物。その時その時でいいと思うものは積極的に取り入れましょう。また不要、遅れているなと感じるものは除外していきましょう。
除外することも立派なアップデートです。

現に私も教え始めた頃といまとでは、極端にいえばまるで違うレッスン内容と方針です。

そしてこれからも変化していくことでしょう。


終わりに

はい、というわけで思いの外長くなってしまいましたが、
伝えたいことは書けたと思います♪
何事も根拠や信念を持って取り組めば、見てくれている人はいる、と思って頑張りましょう!

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