努力を続けることはすごい🧹頑張る私に勇気をくれるブッダの話
子どもと歩む人生に真面目に向き合う
子育てハッピーサロンPaOです。
遊びにきて下さってありがとうございます!
今日のテーマは「努力」です。
私たちは、家族のため子どものために、
掃除、洗濯、料理、片付け、育児の勉強、仕事との両立・・・、
日々色々な努力を重ねています。
今日は、そんな頑張る私たちに勇気をくれる、
ブッダの教えを一緒に学んでいきたいと思います。
精進ってなに?
「精進」とは、「努力」のことで、
「日常生活の中で心がけ一つでできるよい種まき」の一つです。
仏教では
「よい種まきをすると、まいた種に応じた結果が得られますよ」
と教えられます。
「よい種まき」と言っても
「具体的にどんなことがあるんですか?」と思いますよね。
それを、ブッダは、6つにまとめて教えられました。
実はこれまでの放送で、これらの「よい種まき」について
順番に学んできましたので
よかったら過去の記事も読んでいただければ嬉しいです。
⚪︎布施(親切)
⚪︎持戒(言行一致)
⚪︎忍辱(忍耐)
⚪︎智慧(修養)
今日のテーマ「精進(努力)」も、これらのよい種まきの中の一つ、です。
まずは、一つの逸話からご紹介します。
お釈迦さまの十大弟子の一人、シュリハンドク
ブッダ、お釈迦様にはお弟子がたくさんおられました。
中でも有名なお弟子が、「シュリハンドク」という人です。
シュリハンドクという人は、「何かを覚える」ということがとても苦手でした。
自分の名前も覚えることができず
名札をぶら下げて歩かなければいけなかったほどと言われています。
シュリハンドクのお兄さんは、お釈迦さまのお弟子でしたが
弟があまりにも物覚えが悪いので、ある時
お兄さんは怒って弟に酷いことを言って追い出してしまいました。
大好きなお兄さんに怒られ、シュリハンドクは家の前で泣いて落ち込んでいました。
そこへ、お釈迦さまが通りかかりました。
事情を話すと、お釈迦さまは
「あなたは「自分は愚かだ」ということを自覚している。それはすごいことなのですよ。世の中には、「自分は賢い」と思って自惚れている人が多い。自分が愚かということを知っていることは素晴らしいことですよ。」
とおっしゃいました。そしてお釈迦さまは、シュリハンドクに箒を1本渡されて、こう言いました。
「「チリを払わん、垢を除かん」この言葉を覚えて、掃除に励みなさい」
シュリハンドクはこの言葉をなかなか覚えることができませんでした。
「チリ・・・」と言っては次を忘れ、「垢・・・」と言ってはまた忘れるという繰り返しでしたが、
お釈迦さまから直接教えてもらったことなので、一生懸命取り組みました。
そして、20年間、掃除をし続けました。
その間、1回だけ、お釈迦さまがシュリハンドクを褒めたそうです。
「あなたは、何年経っても掃除が上達しない。しかし、上達しないことに嫌にならず、同じことを続けることができる。それはすごいことですよ。上達することも大切ですが、根気強く同じことを続けることはもっと素晴らしいことなんですよ。これは他の弟子には見られない素晴らしいことです。」
このように褒められたので、シュリハンドクは、ますます掃除に励んだそうです。
ある日、掃除をしていたときに、シュリハンドクは、普段動かさない置き物を、動かしてみました。
すると、その動かした物の下に、チリや埃がたくさん溜まっていたのです。
「チリや埃は、あると思っていたところだけではなく、こんなところにもあるのか」「自分は、自分のことを愚かだと思っていたけれど、自分の気づいていないところでどんな愚かな心があるかわからない」
と気づき、高い悟りを開いた、と伝えられています。
継続することの素晴らしさ
このお話からは、
継続してよい行いに努めると、自分の本当の姿が知らされる、ということも言えます。
掃除をすると、知らない自分が見えてきたりします。
自分の心を向き合うときは、掃除をするのが良いとも言われますね。
イライラしたり、悩んだりしたときに、一生懸命掃除をしてみると、冷静になって、自分を振り返れる、という経験はありませんでしょうか?
そして、もう一つ、「継続して続ける」ということをお釈迦さまは大変評価されました。
継続して努力を続けることは大切、と誰もがなんとなく知りながら、
実践となると、なかなか難しいですよね。
シュリハンドクのように、上達しなくても継続して続けられるか?と考えると、難しいことだと思います。
ではなぜ、続けられなくなってしまうんでしょうか??
その理由は
「頑張った分、損しちゃうんじゃないかな」
という気持ちにあります。
仏教では、私たちの受ける結果は、過去に行った行為の結果、と教えられます。
そして、行った行為は、「種」としてずっと残り続ける、と教えられます。
種は、環境が整わないと、種のままです。
でも、環境さえ整えば、芽を出します。
私たちのやった行為=まいた種は、きっかけが来ると、必ず芽が出ます。
環境やきっかけのことを「縁」と言います。
縁がそろえば結果が出る。
縁がそろわなければ、結果が出ません。
大切なことは、結果が出ないというのは、種がなくなったわけではない、ということです。
すぐに結果が出ないと、私たちは「損した」と思ってしまいます。
でも、実は種はずっと残っていて、環境さえ整えば、今まで蒔いた種がどんどん花を咲かせるということになるのです。
これを知っていれば
継続して、善いたねを撒き続けることができます。
農家の方が、種を蒔いて、待つことができるのは
間違いなく収穫があることが分かっているからです。
それが分かっていない人は
「種を蒔いたら無駄になるんじゃないかな」
「意味ないんじゃないかな」と思って
よい種をまくことができないんです。
私たちが行う努力精進は、決して無駄にならないことを知っておきたいですね。
まとめ
子育て中の皆さんは、家族のために毎日努力精進されていると思います。
掃除や片付けも、その一つですよね。
当たり前のようになってしまっているかもしれませんが、家族の、みんなの幸せにつながっていることです。
一つ一つに感謝の言葉が返ってくるわけでなくても
何気なく継続されていることが、必ずよい結果になって返ってきます。
お互いに、よい種まきに心がけていきたいですね😊
子育てハッピーサロンPaOチャンネルでは
自分自身を知り、幸せな毎日を目指して、メンバー自身日々学びつつ、発信しています。
記事を読んだりラジオを聞いてくださっている皆さんとも
ぜひ続けて一緒に学んでいきたいと思います。
少しでも興味を持ってくださった方は
フォローしていただいたり、スタエフの方でコメントをいただくなど、
ぜひお願いいたします!
これからも試行錯誤して、
居心地良く、学び多い、癒しの場を作っていきたいと思っています(^^)
ラジオでは、今日のようなブッダの話、
人生について真面目に考える放送や、
ママたちのゆる〜い雑談も、放送しています😊
子育て中の皆さんに共感いただける内容と思いますので、
ぜひラジオもお聞きいただけたら嬉しいです。
それでは、次回もお楽しみに!
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました✨
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