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むるめ辞典

■孤独

[読]こどく

100年のぼっち

[例文]

「百年の孤独」 ガルシア・マルケス著

初めて読んだのは高校生のとき。

いろんな死に方があるもんだと感心した。

それからウイスキーを舐めるみたいにチビチビ読んでいる。どのページをひらいてもハッとして頭の奥がヒリヒリしてくるので、私はとても好きです。

一気に読むのは翌日が辛いからオススメしません。濃度の強い本なんです。

昔、友達に勧めても最後まで読まない人が続出してぱったり口に出すのをやめた。

当時はちょっと傷ついて孤独に打ちひしがれてた。百年もたたずに立ち直ったけど。

思い返せば、その頃の友人はビール党が多かった。僕だってビール党でウイスキーの味なんて知らなかった。みんなサッパリ爽快なものを求めてたんだと今ならわかる。


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