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時に【諸刃の剣】となり得る、【紹介】についてのお話

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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■日々誠実に経営をしていくと、


 自然とその誠実な姿勢が評価され、

 『紹介』

 が生まれてくることになります。


 紹介でない集客の仕方ですと、

 「広告をかける」
 といったところなのでしょうが、

 これが紹介ともなると、

 広告費に投じる費用は
 ゼロとなりますので、

 財務面でも大変救われるところです。


 今日はこの

 『紹介』

 についての
 お話を進めていくことにいたします。

■私自身


 開業して3年が経ち
 4年目に入っているところなのですが、

 当初は、

 【個人事業主の顧問先が1社】

 という状況からのスタートでした(汗)。


 1ヶ月の収入が9,800円という
 (今の顧問料単価はこの時の2倍程)

 今から考えると
 本当に怖い状況だったのですが、

 どうにかこうにか現在に至っています。

■当然のことながら、


 当初は

 銀行や商工会議所、
 異業種交流会など

 いろいろな会にひたすら出向いて参加し、
 人脈を築いていったもの。

 単に参加して終わりではなく、

 人としての
 フィーリングが合う方については、

 その方とマンツーマンでの
 お約束をさせていただき、

 食事をご一緒する。


 そういった行動を
 本当に毎日のように積み重ねたところ、

 想像に難くはなく、
 一瞬のうちに

 開業当初の650万の借入資金と
 サラリーマン時代に積み上げてきていた
 貯蓄が、だんだんと枯渇してきて、

 独立してから
 1年から1年半位までの間には、

 本当に資金ショート寸前に・・(滝汗)。

■しかしながら、


 人とのご縁を大切にし、
 信頼関係を紡いでいく

 ということ(だけ?)は
 かなりしっかりとやっていたこともあり、
 
 いよいよの
 資金ショートをしそうになった際には、

 当時のほぼ全ての顧問のお客様に対して、
 値上げのお願いをし、

 すべてのお客様について
 ご了承をいただきました。

 今から考えると、
 本当に感謝しかないですね。

■さらには、


 次第にその顧問のお客様が

 私に対して顧問先となる候補の方を
 紹介してくださったり、

 当初参加していた交流会などから
 直接または間接的に紹介していただいて、

 そこから顧問のお客様になっていただく

 というケースも多くなってきました。

■そして私自身も、


 「顧問先の会」
 などを開くことにより、

 顧問のお客様同士をお繋ぎして、

 その経営の更なる発展に寄与したい
 という想いから、

 積極的にそういった
 人と人とのご縁繋ぎのようなことを
 行っている

 という状況なのです。

■しかしながら、


 顧問のお客様にかかわらず、

 そういった
 紹介をさせていただく中で、

 ごく少数ではありますが、

 紹介者の顔に泥を塗るような行為が
 見受けられるケースが
 残念ながらあります。

 最近あったケースで言えば、

 その『想い』に共感し、
 人を紹介させていただくという

 ビジネス抜きの純粋な行為
 であったにもかかわらず、

 一方的にその方が他の方に対して

 いわゆる
 ゴリ押し的なセールスをしてしまい、

 紹介して差し上げた方が
 大変な迷惑を被った

 ということがありました。

■紹介は


 こういった部分が
 本当に怖いことであり、

 私自身もこういった事態に
 陥らないようにするためにも

 紹介自体は慎重にしているところ。


 そもそも、
 (私の場合ですが)

 紹介するということは、
 その紹介をする人が
 相手の人を心から信用し、
 相手のさらなる発展を願い、
 心からの愛を持って、
  
 『自らの信頼を寄付する』
 ようなものです。

 紹介される側の人も、

 その紹介する側の人との
 人の縁をしっかり大切にし、

 その『想い』を

 もう一方の紹介される人に対して
 繋いでいっていただきたいところですよね。

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 しかしながら、

 そのような
 『想い』が伝わることなく、

 独りよがり的な行動により、

 そのお相手の方のことを
 傷つけてしまうような行動があったとしたら、

 それは紹介する側の立場として
 とんだ迷惑となってしまいます。

■ここで申し上げたいのは、


 紹介する側であったにしろ
 紹介される側にあったにしろ、

 しっかりと

 その周りにいる人すべてに対して、
 愛のある配慮をすべきである

 ということなんです。


 上記のような軽率な行動があり、

 紹介していただいた方との
 人間関係に欠損が生じてしまうと、

 そういった噂は瞬く間に
 広がってしまうものであり、
 
 結果として

 その人自身の首を絞めてしまうことに
 なりかねません。

■紹介は


 人との繋がりから
 生まれるものであるため

 最高に有力な集客の方法である一方、

 その人との
 密接な関係であるが故に、

 時に自らの身を危うくし、
 さらには紹介してくださった方をも
 傷つけてしまう

 という

 【諸刃の剣】

 としての
 存在になりかねないわけです。


 自らのビジネス云々の前に、

 まずはしっかりと

 こういった
 『紹介』についての
 捉え方はもちろんのこと、

 まず第一に人としての愛を持って
 経営(もっと言えば人生)に
 取り組んでいきたいものです。


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《本日の微粒子企業の心構え》

・経営において『紹介』という手法ほど
 影響力の大きなものはないと言える。

 その強い影響力を考えると、
 紹介にあたっては、
 紹介する側、される側
 いずれの立場にあっても、

 しっかりとその立場をわきまえて、
 周りの人に対する配慮を
 すべきものと心得るべし。

・紹介という話を超えて、
 経営をしていくにあたり、

 まずはしっかりと
 【相手の立場に立って】考えて
 これから自分の取ろうとしている言動が、

 人として適切なものであるかどうか
 ということをしっかりと見極めて
 その行動をとっていくべし。

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今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。


これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^

https://muratax.com/blog/

起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

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