【お金を払わない相手はお客様でない】という少し厳しいお話 本文
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■顧問のお客様様との会話として、
税務の相談のほか、
多くのご相談をいただくのですが、
その中の一つに、
【お客様がお金を払ってくれない】
といったことがあります。
今日はそのことについて
お話を進めていくことにいたします。
■私の毎月のルーティン業務として
通常の場合毎月18日に
税理士の顧問料が振り込まれるため、
その顧問料としての収入を、
人件費や外注先、
その他の支払い先に対して
支払う手続きをしていきます。
また、その月の生活費も
同日にプライベート用通帳に
送金するようにもしています。
通常は25日払いにしているのですが、
よほどの急用がない限りは、
18日に
インターネットバンキングを通じて、
振込手続きを予約することにより、
その事務作業を
終わらせてしまいます。
■それはひとえに、
相手先に対する
『感謝の気持ち』を込めてのこと。
結局のところ、
スタッフであれ、
外注先であれ、
その他の依頼をしている方
であれ、
それなりの労力や認知を使って
お仕事をしてもらっている状況。
そのようなことから考えると、
『その対価として支払いをする』
というのは
当然のことであるわけです。
■何をそんなに
当然のことを言っているのか
と思われるかもしれませんが、
中には、
そのような常識を
持ち合わせていない人が
存在するのも
事実なんですよね。
私は独立して
3年になるのですが、
これまでに、
こちら側がサービスの提供を
しているにもかかわらず、
その料金を支払ってもらえない
ということが複数ありました。
…今から思い起こしてみると、
それは10社を下らないように
さえ思います。
しかしながら、
それは決して見過ごすわけではなく、
しっかりとした対応を
取らせていただきます。
■基本的に、
料金を支払っていただけない方
に対しては、
基本的にその後一切の業務を
ストップさせていただきますし、
再三の催促にもかかわらず、
支払いをしていただけない
のであるならば、
スパッ!と顧問契約を
終えさせていただくことに
しています。
■中には、
その人柄に惹かれて
一緒にお仕事をさせていただいた
ケースもあったのですが、
結局のところ、
何の理由もなく、
何らこちらに対する配慮せず、
何の連絡もないまま、
その料金を払い続けない
という方がいるのも
事実なんですよね。
■税理士と言えば
サービスだけを提供しているように
見えるかもしれませんが、
その裏では、
外注先への支払いに加え
スタッフへの給料の支払い、
その他にも
会計ソフトや
申告書作成ソフトの料金の支払い、
税理士会への会費の支払い、
税理士として仕事をするための
学びに対する支払い、
同じく、
税理士を超えて、
経営者として
顧問先に貢献するための
学びのような支払い…
加えて、
そういった支払いをするために
金融機関から借り入れをした
その借入金の返済。
そのようなものがありますので、
毎月の支払いは
数十万円は下らないわけです。
■ですので、
決して単にサービスを提供していて
経費がかかっていないわけではなく、
毎月の帳簿を仕上げていくために、
その会社に対する
単独の経費も出ているわけで、
基本的に、
動けば動くほど
利益は圧縮されてきます。
■基本的に、
1ヶ月の顧問料が滞納状態となると、
その時点で
結構厳しい状況なんです(汗)。
ですので、
スタッフを守るためにも、
そのような状況であれば
顧問契約を
切らせていただくことにしています。
スタッフとしても、
なんでこんなに仕事をしているのに、
この顧問先は
料金を払ってくれないんだろう…
とすごく疑問や不信感を
を持つもので、
(そりゃ当然ですよね)
そのようなことを感じると、
その顧問先に対する
『愛』が薄れてしまい、
平たく言えば、
決して良い仕事などできない
わけなんですよね。
■同じようなことが
顧問のお客様の
そのまたお客様に対しても
見受けられるケースがあります。
そういったケースで
アドバイスさせていただくのは、
「そのようなお客様は
お客様ではないですよ。」
ということ。
■繰り返しますが、
何らかの事情があり、
その事情に対して
しっかりとした説明があるとしたら、
それはそれで配慮すべきことでも
あるのかもしれませんが、
結局のところ、
そのような先方の事情で
しかも何の理由の説明もなく
支払いを滞らせているとしたら、
それはすなわち
『人として大切にされていない』
という認識でいた方が
良いように思います。
■経営は
【人と人との繋がり】
により成り立っているもの。
そのようなことから考えても、
そういった軽率な行為は、
決して許されるべきものではなく、
支払いを受けることができないような
状況に対しては、
毅然とした態度により、
その姿勢を改めていただく
必要があるわけです。
■もしあなたが、
こういったケースに
悩まされているのでしたら、
それは往々にして、
『その相手方はお客様ではない』
と思っていただいた方が
良いかと思います。
そして
(そのようなことはないでしょうが…)
逆にあなたの方が
そういった方にまわっている
としたならば、
それはすぐさま
先方に事情を説明して、
信頼関係の回復を
試みた方が良いでしょう。
しっかりと
経営者として、
そして一人の人間として
最低限の『良識』を持って
経営に取り組んでいきたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・結局のところ、
その仕事に対する対価を
払ってくれない人は客ではない。
・もしその仕事に対して
対価を支払ってくれていない状況が
あるとしたら、
それは毅然とした態度で、
しっかりと態度で示し、
相手方に対して
『良識』ある対応を求めるべし。
・そういった関係が継続すると、
人と人との信頼関係がどんどん揺らいでいき、
最終的には信用が失われてしまう。
そのようなことから考えても、
相手方にその態度を改めてもらう
(支払いをしてもらう)か、
その契約自体を終わらせることも
視野において、
つまり、
損失を最小限にする覚悟を決めて、
その身の振り方を考えるべし。
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今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。