あえて【マイナスする】という経営の逆転的発想
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■ここ最近
顧問のお客様との
ご面談が相次いでいます。
個人事業主の決算が
近づいていることや、
純粋に
法人決算の対策として、
また
純粋に3ヶ月に一度の
タイミングでのご面談として、
いろいろなケースでの
ご面談を通じて、
多くのお話を伺っているところ。
私自身
開業して
3年ほどになるのですが、
顧問のお客様も
同じタイミングで
開業された方が結構多いんですね。
私ももちろん
そうなのですが、
顧問のお客様も
3年も経つと、それぞれの
『ステージ』が変わられて、
いろいろな壁にぶち当たっている
ようにも見受けられます。
今日はそんなことから
お話を続けていくことにいたします。
■独立して最初の頃は、
どうしても
人件費などを払う
余裕もないため、
場合によっては
金融機関から借入をしたりして、
資金を準備しながらも、
経営者である自分一人で
営業をし、
仕事をし、
お客様に対して
商品やサービスを納品する。
初期の段階は、
このような動きとなること
が多いでしょう。
■しかしながら、
順調に
その仕事が進み出すと、
仕事自体の
ボリュームが増え、
なかなか
経営者である
自分一人の手だけでは限界
というラインがやってきます。
そうした中で、
結構悩まれているケースは多く、
私もその一人です。
こういった場合にこそ、
慎重な判断が必要で、
単に仕事が増えたからといって
すぐさま人を雇用するわけではなく、
もし人を雇用するのであれば、
まずは『業務委託などの外注』
という形などを持って人の力を借り、
その次の段階として、
『アルバイトやパートなどの
短時間の契約』により雇用し、
その次のステップとしては、
『有期の雇用契約として雇用』をし、
最終的には『正社員』
となっていくような
流れかなと思います。
■逆に、
スタートから正社員として
雇用してしまうと、
その方が万一、
自社の仕事に合わないような
状況であっても、
なかなかその方に
仕事を辞めてもらうことはできず、
(その方には悪いのですが)
ずっとずっと経営にとっての
負の遺産を背負ったまま
経営を進めていくことに
なってしまいます。
特に
スタートの段階で
そのような状況になってしまうと、
どうしても資金ショートを
招きかねないですよね。
そういったことに
十分配慮しながら、
人材の採用を考えていく
必要がある
と言えます。
■もう一つの視点として、
そもそも
【現在の仕事でいっぱいいっぱいに
なっている状況】
を見直してみることもまた重要。
そのいっぱいいっぱいに
なっている仕事は、
本当の自分のやりたい仕事なのか、
または、
しっかりと利益が上がっている
仕事なのか…
などということです。
■よくある例として、
手一杯になっている仕事が
実は
利益率としては
そこまで高いものではなく、
その仕事を
思い切ってやめてしまい、
他の事業に
その労力や認知を費やしていく
という方が、
圧倒的に利益が上がってき、
資金も増えていく
という結果になることが
少なからずあります。
■仕事が増えた
という
状況だけを見ると、
どうしても
それに対応していかないと
いけないと思いがちなのですが、
経営においては、
物事をプラスするのではなく、
【あえてマイナスしていく】
という考えも重要。
今回で言うと
『人を追加する』
というのが
プラスする行動、
『その仕事を
思い切ってやめてしまう』
というのが
マイナスする行動
と言えます。
■経営が進んでいくと、
どうしても
いろいろな壁が
見えてくるものであり、
そういった壁は、
場合によっては
はしごを使い、
杭を打ち、
時にはエレベーターを作ること
が必要かもしれません。
その壁に応じた適切な方法をもって、
乗り越えていく必要があります。
どうしても
自分のことになってしまうと
視野が狭くなって
しまいがちなのですが、
しっかりと
全体を俯瞰するように
自らの身の回りの状況を
上手に把握し、
しっかりとした
手を打っていけるよう
経営を進めていきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営においては『ステージ』があり、
そのステージを迎えることに、
何かしらの『壁』が生じるものである。
その壁を上手に乗り越えるために、
適切な方法を持って
その乗り越え方を検討すべきである。
・経営が前に進んでいく中で、
どうしても『物事をプラスしていく』
という思考に陥りがちであるが、
意外と飽和状態になっている
というケースもあり得るので、
【積極的にマイナスをしていく】
という発想もまた重要である
と心得ておくべし。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹
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