見出し画像

個人事業の【事業とプライベートの経費配分】はこうやってカンタンに!

こんばんは。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

==================


■今日は朝から久しぶりかなり立て込んで
 ようやく今記事を執筆・・・

 梅雨明けしたとは言え、

 毎日本当に暑いですね…

 こうも暑いと、

 どうしても
 クーラーを入れないことには、
 仕事になりません(汗)。

 そんな時に気になるのが

 【電気代】。


 というのも、

 私はこの3年間、
 天神に事務所を構えており、

 ほぼ、その事務所でしか
 クーラーを使っていなかったので、

 (もちろん、
 自宅での日常生活でも
 使いはしていましたが…)


 ここ最近の
 自宅での仕事になると、

 どうしても

 家の中にある
 仕事部屋のクーラーを
 使い続けてしまうもの。


 そうなると当然、

 仕事のために
 使っているクーラーなので、

 その電気代も
 経費になるわけですね。


 今日はそんな、

 『自宅での支出のうち、
 経費として考えていくもの』

 について
 見ていくことにいたします。

■自宅で使う経費といえば、


 電話やファックス、

 電気、ガス、水道代などの
 水道光熱費…

 いろいろと
 あるのではないでしょうか。


 そこでまず考えるのが、

 『どの程度仕事のために使っているか』

 ということですよね。


 これは、

 以前の記事でも
 書かせていただいたように、

 賃貸である
 自宅の家賃については、

 全ての部屋のうち、
 仕事部屋としている部屋の平米数に応じ、
 その分を経費化していく

 というのが
 ベストかなと思いますね。
 

 電気代についても
 同じようなイメージで、

 部屋全体のうち、
 仕事部屋の占める割合分、

 その電気代を経費化していく方法や、


 もっと細かくいけば、

 部屋すべてのコンセント数のうち、

 仕事部屋にあるコンセントの数の割合を考えて
 経費化していく方法もあります。


画像1

■また、

 ガソリン代のことを考えると、

 車について
 厳密に言えば、

 仕事として移動する走行距離を
 その都度メーターで把握し、

 これを、

 トータルの走行距離のうち、

 仕事として使用した
 走行距離の占める割合により、

 ガソリン代を経費化する

 という方法が、
 最も合理的かもしれませんが、

 これはなかなか骨の折れる作業(汗)。


 そこで、一週間のうち
 何日使用したかによって

 簡便的に、
 その経費化する金額を決めることも
 あるかもしれません。

■ここまで


 いろいろ経費化する方法を
 述べてはきましたが、

 実は、経費化するにあたり、

 【明確な決まりは一切ない】

 というのが現状なんです。


 万が一、

 税務調査に入られた際に、

 【合理的にその経費の割合を
 区分している】

 という根拠さえ示せれば、
 大丈夫ということなんですね。


 一般的には、

 上記に述べたような
 方法がとられることが多いです。

■そこから話は派生して、


 『実際の会計の入力』

 のお話になると、

 これがまた面倒に感じますよね…


 一体どのようにして

 事業として使用している部分を
 経費化していくか

 ということです。


 厳密に言えば、

 その支払いの都度、

 仮に30パーセント
 使用しているとしたら、

 1,000円支払ったうちの
 300円だけを経費化していく…

 という方法が
 考えられるのですが、


 これは

 実際の支払い額と
 経費化していく金額が
 異なっているため、

 結構煩雑ですよね。

■そこで、


 私がオススメしていて

 実際のところ
 私もやっている方法が、


 年間の会計の入力は
 その総額でひとまず済ませて、

 年一度の決算のタイミング
 (一年間の成績を再計算する時期)に、

 その年間のプライベート分を
 いっぺんに

 『自宅使用分』として経費から抜いていく

 
 という方法です。


 会計ソフトを
 入力しているとしたら、

 「電話代」などという
 キーワードを入力する。

 そうすると、電話代として入力したものが、
 年間分すべて出てきますよね。

 そこに引っかかってきたものを、

 プライベートとして
 使用している分の割合を
 その年間の金額に一括して乗じて、

 いっぺんに経費から抜いていく

 という処理を
 していくわけです。
 

 こうすれば結構簡単なんですよね(^^)

■会計につまずく
 原因の一つとして挙げられるのが、


 【経費の按分(あんぶん)】。

 
 この経費の按分については、

 まず、

 『どういった基準で
 経費の振り分けをするか』

 ということと、


 その次に問題になるのが、

 『会計の計上の仕方』

 なんですよね。


 会計については、

 上記のように考えていくと、
 割とスムーズに進むはずです。

■そして、


 経費の按分の際は、

 【明確な基準】

 (明確とは言えないまでも、

 税務調査に入られた際や、
 第三者に尋ねられた際に

 しっかりとその根拠を
 説明できること)

 が必要となります。


 会計の入力となると、

 どうしても
 身構えてしまうのですが、

 ある程度ざっくばらんな感覚で

 まずは気軽にその入力を
 進めてみてはいかがでしょうか。

 やってみてうまくいかなければ、
 また方法を変えて再試行。

 何を差し置いても、 
 
 【とにかくやってみること】。

 これは会計のみならず、
 
 経営者の姿勢として、
 常に持ち合わせておきたいものだなぁ

 と思う次第です(^^)


-------------------- 


《本日の微粒子企業の心構え》

・会計については、個人事業主として
 仕事として使用している部分と、
 プライベートとして使用している部分を
 合理的に区分していくべし。

 『合理的』とは、
 第三者に説明することができる、
 ある程度根拠のある基準のことである。


・会計の入力上は
 どうしても経費の按分が
 面倒に感じるものであるが、

 ざっくりと
 一年間の数字は
 総支払額のまま入力して、

 年一度の決算の際に、

 その年間分のうち
 プライベートとして
 使用している部分の金額を
 いっぺんに経費から抜くことにより、

 ある程度簡単にさばいていくべし。


-------------------- 


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?