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西野亮廣作品の考察②/えんとつ町の通貨Lとユダヤの星~ナチ強制収容所のバッジ~

映画「えんとつ町のプペル」が公開されて20日目の昨日、私はついに10プペ達成しました!!
(※映画館でプペル10回観たってことだよ)

考えてみたら2日に1回ペースです。
まぁまぁ観てますね。笑

それでもまだまだわからないことだらけで頭悩ませてるんですが、早速今日も思考を整理するために、考察を書いていきます。

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■西野亮廣作品の考察②
「通貨Lとやたら出てくる三角形」


えんとつ町には、シルビオ・レター(初代レター)が作った正三角形の通貨「L」がある。

映画「えんとつ町のプペル」の作中、現在のレター(レター15世)がLを指でくるくる回しているシーンが何度も出て来る。

今度また映画を観る機会があれば注目して見てみて欲しいのだが、くるくる回してるLの影が六芒星になっている。

この六芒星は、ダビデの星と呼ばれている、ユダヤ教のシンボルだ。

- ダビデの星▼

ダビデの星(ダビデのほし)は、ユダヤ教、あるいはユダヤ民族を象徴するしるし。二つの正三角形を逆に重ねた六芒星(ヘキサグラム)といわれる形をしておりイスラエルの国旗にも描かれている。

当時は「ユダヤの星」または「シオンの星」と呼ばれており、「ダビデの星」という言葉は使われていなかったが、戦後の文献では「ダビデの星」と言い換えて書かれていることが多い。

第二次世界大戦期、ナチス・ドイツはその占領地において、ユダヤ人を識別するための標識として、ユダヤ人に黄色で描いた星型紋様をつけることを義務づけていた。

- ナチ強制収容所のバッジ▼

ナチ強制収容所のバッジ(ナチきょうせいしゅうようじょのバッジ)は、囚人がナチスの強制収容所に留置される理由を占領国に示すために用いられた、布のバッジ。主に逆三角形をしており、囚人の上着や下着に縫い付けられた。これら強制的なバッジには示される色や形によって特別な意味があった。

(▷アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所に収監された、ユダヤ人の子供たち - 収容所跡地の博物館所蔵)

収容所によって多少の違いはあるものの、一般的には赤の逆三角形であれば政治犯や社会主義者、緑の逆三角形は職業的犯罪者というような色分けがされており、ユダヤ人には、互いに重ね合わせた二つの黄い三角形「ダビデの星」のバッジをつけさせた。

また、ユダヤ人の政治犯であれば、赤色の逆三角形に黄色の三角形を重ね合わせたダビデの星のバッジをつけさせるというようなシステムだった。

(※3枚目▷フロッセンビュルク強制収容所で着用されていた上着。「P」はユダヤ人ではなく、ポーランド人だということを表している。- 米国国立ホロコースト博物館蔵)

囚人は一般的に少なくとも二つ、普通六つ以上のバッジを所有していた。 また、一部の収容所では「夜と霧の布告」によって逮捕された囚人には大きな黄色い三角形を2枚つけさせた。

- 映画「えんとつ町のプペル」と重なる部分▼

冒頭に書いた、くるくる回す、または2枚重ねると六芒星になる、正三角形の通貨L。

(※他にわかりやすい画像見つけれなくて、画質悪くてごめんなさいって感じだけどこれね!)

レターが着ている服のデザインが、実際の映画では肩のところの模様がLになっているが、元のキャラデザインでは△になっている。

異端審問官たちの足首のところにある黄色(金色?)の模様が、逆三角▽と三角△で、重ね合わせると六芒星になる。
(→画像見つけれませんでしたごめんなさい!ダンさんが煙突から落ちた後の、救急隊員の足元がアップになるシーン、要注目!)

煙突掃除屋たちの服には、▽が多く使われている。(※スーさん、アイパッチのボタンなど)

ルビッチのボタンも▽で、胸元にも▽が。

ここまでいくと考えすぎかもだけど、ルビッチとプペルが作っていた、ダンボールのモビールも断面が三角形と逆三角形。

まぁ、とにかくやたらと三角形と逆三角形がでてくるわけだ。

さすがに深読みしすぎかな?と思いつつも、西野さんの構想の練り方がヤバすぎて深読みするくらいじゃないととても答えには近付けないので、答えに近づくためにはこれくらいでちょうどいいと個人的には思っている。

ただ、なんで三角形ってだけでユダヤやねん!こじつけすぎだろ!って思った方は、私が説明不足なだけなんで、それはごめんなさい。笑

もちろん、ただ三角だからとか、六芒星だからってだけでユダヤだって決めつけてる訳ではなくて、そう思う理由が明確にあるんですが、1回や2回で説明するのが無理すぎるので、これから私が地道に書いていく考察を読んでいただけると、いつか合点が行く日が来ると思います。たぶん。笑

あと、そもそもルビッチのモデルであるエルンスト・ルビッチ監督はユダヤ人で、ナチスの迫害を受けてるので、そういった話もまた後日書きます!

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おまけ

モビールといえば、第二次世界大戦終戦後の沖縄では、食用油の代わりにモビール油(エンジンオイル)で揚げた「モビール天ぷら」が食べられていたそうだ。(※モービル天ぷらともいう)

火にかけた油は黒煙を上げ、強烈な臭いを放っていたが、それでも当時はかなり人気があり、最高のご馳走とされていたらしい。
お盆、お正月、結婚式でも食べられていたそうだ。

しかしこの天ぷらを食べたあとは、吐き気、腹痛、下痢などが起こったそうで、死者も出ている。
(#それでも人気ってめちゃ怖いよね)

※モビールはモビールでも、これが映画「えんとつ町のプペル」に出てくる星のモビールと関係あるかは全然わからないよ!あくまで豆知識程度に。

考察③はこちら

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