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未来が切り拓かれるとしたらそれは、あなたの心が動いた瞬間なのだと思う。

※10分ほどで読める記事です:)

はじめに

最近、いつ、心が動きましたか?
最後に涙を流したのって、いつですか?

鳥肌の立つような言葉に、物語に、音楽に出会っていますか?
感情を乱されるくらい、誰かと深く、つながっていますか?
頬が痛くなるほど笑ったのは、いつでしたか?

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 これからやってくる、あるいは今日も今日とて進行している、社会や価値観、生き方の変化。不安定(と言われる)時代を生きていくうえで、大切なことは山ほどあるかもしれない。そんな中。

「未来から来た人」と言われることの多い僕が、大学を中退して。安定を求める生き方や日本社会に適合できない苦しみを、時に抱えながらも。

 好きなことを仕事にしたかと思いきや、直感に従ってアメリカへ行き。
 帰国後、大好きな日本のためにできることを模索し続けた結果。僕自身が今、一番大切にしたいことを見つけました。それは、

みんなでもっともっと、心を動かしていくこと

…ここから先は、あなたの心を動かすための時間です↓

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「適合するための未来予測」なんて、クソくらえだ。

 日本からアメリカに逃亡したことで、「本当は日本のために何かしたかったんだ」と思い出し、帰国した僕。色々と活動を始めつつ、「そもそも日本や世界って今後どうなるのかな?」と調べたり、自分なりに想像したりしてきました。

 その結果、めちゃくちゃ落ち込んでしまいました。だってみんな、課題と問題の話ばっかりするんだもの。不安や焦り、危機感をあおるような発信がほとんどなんだもの。

 まあ、仕方ない部分もありますよ。僕だって意識高い感じの表現をしちゃう時はあるし。でもさ、未来予測系の本とか記事とか動画って、希望を感じられるやつが少なすぎませんか?

 〇〇しないと取り残される、〇〇できる人が生き延びる、みたいな。
 AIに仕事を奪われる、地震や噴火が起きて都市部はパニックになる、労働人口は減少して高齢者が増える、日本は経済成長してないし今後もしない、とかとかetc…

……SHUT THE FUCK UP!!!!!
(うるせぇ、黙りやがれ)!!!!!笑

 恐れを駆り立てるような、「このままじゃダメかも」と思わせるようなコンテンツは、人の関心を引く。けど、何かが足りないから、間違ってるからって解決/改善を続けても、終わりがないじゃん。

 未来や現状をネガティブに捉えてたら、いくら対策しても、不安なままじゃん。「次は何をすべきか?」って、マイナスをプラスに変えようとし続けてたら、疲れちゃうじゃん。

 もちろん、ある程度の予測は大事で。これから先何が起こり得るかを知ったうえで、準備しておく必要はあると思う。
 けど、「そうならないように」って、嫌なことを避けようとするより。

「そうなった時、どんな自分でいられたら幸せかな」って想像したほうが、楽しくありませんか?
 そしてあなたがハッピーだったら、周りにいる人たちと、その幸せを分かち合えると思いませんか?

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「何をするか」考える前に、「今どんな気持ち?」って問いかけられたら。

 たとえば夜、疲れた状態で寝転がって。あるいは、満員電車に揉まれた後、誰かのグチを聞いた後、スマホを開いて。「日本/世界はこうなります」的な堅苦しいコンテンツを見たら。

 チーンってなりません? 僕はたぶん、「詰んだわ…」と思う。

 でも逆に。美味しいものを食べて、締めの一杯でも飲みながら。映画や音楽に感動した直後、お風呂の天井を眺めながら。なんでもいいけど、心も体も満たされた自分で、「これからのこと」を想像できたとしたら?

 要するに、人生やら未来やらについて考えるよりまず。今、幸せな気持ちかな?って確認してあげられたら素敵ですよね。
 言い換えるなら。目の前の現実や日常にモヤモヤしたまま将来のことを考えるのって、ヘルシーじゃなくね?と。

 課題やら問題やらに意識を向けるのは、大事かもしれない。けど、その主体としての僕たちがハッピーじゃなきゃ、ベストな状態で向き合えない気がする。
 というかシンプルに、みんなでワクワクしながら「どうするどうする?」って語り合えたほうが楽しいじゃん!!

(勝手に、一人で)盛り上がってきたぜyoyo↑

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感動した時、人は自分の心とつながれる。

 よし。まずはみんなでサイコーな気分になって(JKみたいな表現)、これからの可能性にウキウキしていこうじゃないか。

 でもさ。「幸せになっていいんだよ」とか、「あなたはあなたのままでいいし、自分を大切にしてほしい」とかって響く時もあるけど、抽象的なんだよね。

 あと、幸せを思い出すためのスペースがない時だってある。そもそも、感情にフタがされていたり。やるべきことの邪魔になる、忙しくて余裕がない、立ち止まる時間がない、その他もろもろ。

 なんか、たぶん。自分を愛そうとかハッピーに生きようとかの前に、心のストレッチがいるのかも。この時代、ある程度は無感覚にならないとやってらんないもの。

 だとしたら一体何が、人の心をほぐしてくれるのか?
 そのひとつは、感動することだと思う。

 僕は月に一度くらい、生きづらさを感じる時があります。なんだか疲れたなと感じたり、朝起きるのが嫌になってくる。
 テレビを点けて、報道番組を見る。食レポとか芸能人のニュースばっかりでイライラする。卑屈な気分で「日本大丈夫かな」とか、焼きたくもないおせっかいを焼いたりする。

 そんな僕を救ってくれるのは、見失った心を取り戻させてくれるのは。何かに感動した瞬間なのです。

 たとえば朝、道端に放置された汚物を、市の職員さんが清掃していて。マスクを着けていても、知らない誰かの後始末に不快を感じているのがわかる。
 その直後、前から歩いてきてた通学中の子どもたちが、「おはようございます」って挨拶をして。清掃員の方が、にっこり笑う。
 それから子どもたちの背中に手を振って、「よし」って呟く。

…世界は、なんて美しいんだろうと僕は思う。

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 人が変わるのって、感情を揺さぶられた時だと思うんです。そして今の時代は、ネガティブに刺激されがち。

 不安をかき立てるような情報が入ってきて、「なんとかしなきゃ」と思うから何かを買ったり、行動をとったりする。SNS上で自分と誰かを比べて焦ったり、誹謗中傷を受けて悲しくなったりする。 

 そういった感情も、本当は大切なんです。何かを恐れるのは、自分を愛していることの証明だから。
 モヤモヤする時、人は何かを大事にしようとしている。その先にある幸せを思い出そうとしている。
 一つひとつの感情が、あなたの守りたいものを教えてくれる。

 だからこそ僕は、みんなで語り合いたい。

 最近、いつ感動しましたか?って。

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未来が切り拓かれるとしたらそれは、あなたの心が動いた瞬間なのだと思う。

 あなたが、感動すること。その瞬間を通じて、「あなたが大切にしている何か」と触れ合うこと。

 感動するたびに、人は自分の心を取り戻していけると思う。その積み重ねが、あなた自身にとっての「幸せ」を思い出させてくれるはず。

 そうやって自分の色や形を知るヒントが出てきたら、それはそれで素敵。でも正直、答えみたいなものはあまり、重要じゃない気がします。

 なぜって。「何かに感動できるあなたが、この世界にいること」自体が尊いから。


 感動できる心をもった人たちが、それぞれの幸せを追求する時。
 今以上に感動できる未来が、自然とやってくるかもしれないから。

「今日は、どんなふうに心が動いた?」
 そんな会話を、当たり前のものにしていきたい。感動だけじゃなく、すべての感情を愛でられる社会へ向かっていきたい。

僕自身が今、一番大切にしたいことを見つけました。それは、
みんなでもっともっと、心を動かしていくこと。

ー冒頭に書いた文章ー

 そのために、まずは僕自身が。
 どんどん心を動かして、ますます幸せになっていこうと思います:)

・ ・ ・ ・ ・ 

おわりに

 日本の今と未来を、見つめた時。そこにあるとされている課題や問題と、向き合った時。
 最初は、ヤバいと思いました。そんな状態にあることを伝えなくちゃと感じたし、「みんなで変えていこう」って呼びかけなくちゃと。

 そんなふうに活動を始めてすぐ、「なんか違うんだよな」とモヤモヤするようになった。どこか、自分らしくないことをしているような感覚があった。

 それでも、負のエネルギーを漂わせる情報に目を向け続けてた、ある日。
「いや、そもそも、こうやって落ち込んじゃうこと自体がおかしくね?」と気づいたんです。

 僕は、僕の言葉を受けとった人たちが暗い気持ちになるような発信なんてしたくない。僕が広めたいのは絶望じゃなく、希望なんだということを思い出したのです。

 だったらみんなで、心を動かしていきたい。もっともっと一緒に感動して、心が動いた瞬間の物語を語り合って。

 その奥にある、僕たちが大切にしたいものたちを。それらをつなぎ合わせた時に浮かんでくる、僕たちの幸せを見つけにいきたい。


 あなたの心があるところに、あなたの宝物があるのなら。僕たちの心があるところに、僕たちの宝物があるはずだから。

・ ・ ・ ・ ・

 さてさて。ここまで読んでくださってありがとうございます。あなたの心をガッと掴んで、わさわさ揺らしながら感謝したい気分です。

 そんなのはごめんだという方も、そうでない方も。この記事を「スキ」していただけたら、とっても嬉しいです。
 そのハートマークは僕の心を動かし、溢れ出た幸せがきっと誰かに、世界に届くからです。

 あ、そうだ。最後にもう一回、聞きますね。

「最近、いつ、心が動きましたか?」


Love,
Andrew Murata

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