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「理解ある(シスヘテロ)男性」から「対等だからこそガツガツ言える(シスヘテロ)男性へ」

こんにちは〜

今朝もサクッとダイナミック瞑想をやりましたが、今日は別のこと書こうかな、と思います。ダイナミック瞑想の記録を書くことを続けることで、ようやく別のことをチラホラと書きたいって気になってきたんだなぁ、そう感じています。

ぼくは20代からずっとジェンダー・セクシュアリティに関心をもっていて、特にシスヘテロ男性(仮:流動的だからこの先はわからない)として、どのようにシスヘテロ男性中心社会と向き合い、変えていけるのか、そのことに関心があります(なんで自分がそうなったのかについては、別の機会に多分書きます)。

ジェンダー・セクシュアリティをめぐる大きな社会問題について考えるのももちろん大切なのですが、ぼくは特に日常の身近な人たちとの関係性(相方・子ども・職場・コミュニティ)のなかでの些細なやり取りのなかに、いかにシスヘテロ男性中心社会の価値観が入り込んでいるかに気づき、自分そして周囲を変えていくために行動するか、といったことに関心があります。草の根から社会を変えていく、そんなイメージです。

とはいえですね・・・大体シスヘテロ男性ていうのは、今の社会の価値観にどっぷりと浸かって生きてきてるしそれが当たり前で心地よいから、基本無自覚なんですよ。

だからシスヘテロ男性のジェンダー・セクシュアリティに関するアウェアネス(自覚)の成長のプロセスは「いかにして自分の立場(ランク=特権)に無自覚なことに気づいていくか」なんだと思います。どうやって気づいていくか?そのためには主に次のことが必要なんかな、と思ってます。

  1. 本、ネット情報、SNS、大学の講義、勉強会、講演会などから情報として得てまなぶ。

  2. 他者、特にジェンダー・セクシュアリティにおいてランクが低いとされる女性やセクシュアルマイノリティとの日常の関係性を通じて、自身の特権の無自覚さをいわば「突きつけられる」。

シスヘテロ男性は大概①から入っていくと思うんですよね。アタマからね、情報を得るわけです。とても大切なことですけどね。まあぼくも30年前はそうやって始めました。

シスヘテロ男性中心社会のなかで1を実践していくと、単なる相対評価なんですけど、周囲から「この人は(シスヘテロ)男性なのにジェンダー・セクシュアリティに理解がある。協力的だ」という評価を得られます。例えば、シスヘテロ男性が家事をするだけで褒められる、育児をするだけで褒められる、飲み会でサラダを取り分けるだけで褒められる、みたいな。

だけどここ数年、ぼくは2日常の関係性を通じて学ぶようになってきました。相手は相方、両親、同僚、クライアントだったり、プロセスワークの学びのコミュニティのメンバーだったりします。これは1とは全く違って葛藤が伴うものなので、リアルかつ感情的にタフな学びとなります。

つまり、日常の関係性の瞬間で起こったことについて(その場で起こったことも含む)取り上げ、そこで起こったことを探究します。相手からシスヘテロ男性としての特権の無自覚さから出て行動について突きつけられます。「むらきちに○○されてとても嫌だった、と」。「無自覚」「無意識」ゆえに瞬間的な反応として、ぼくは抵抗感丸出して自己正当化をしまくります。「いや、それはそういうつもりじゃなくて!」「いや、それは考えすぎでしょう。被害妄想だよ」「別に差別することを意図したわけじゃない・・・」とことん抗います。だけど・・・相手の声に耳を傾けたりロールスイッチ(ここでは簡単に相手の立場に物理的に移動して感じてみる、とだけ説明しておきます)することで、自分のなかにシスヘテロ男性中心的な価値観があるの気づくんですよね・・・。で相手に過ちを認めて謝罪します。自分のなかにシスヘテロ男性中心社会の差別的な価値観があった、そこから差別的な行動をして傷つけてしまった、全然わかってなかった、ごめんなさい、て。だけどそこで相手との関係性が変わるんですよね。相手は「ようやくわかってくれた」て。

この時の相手の「わかってくれた」は、「この人は理解ある男性」の「理解」とは全然深みのレベルが違いますよね。もちろん後者の方がより豊かな関係性が作られてますよね。なのでぼくは日常の関係性を通じて、ジェンダー・セクシュアリティを体験的に学んでいます。

とはいえですよ・・・
最近、相方やコミュニティメンバーのぼくへの当たりがキツいのです(涙)

そのことを昨日相方に愚痴りました。
相方からの答えはこうでした。

女性やセクマイが男に声をあげることはとても勇気がいること。多くの場合「言ってもわかんないだろうな」とか「これ言ったら傷つける、拗ねるかもしれないな」と諦めて言わないんだよ。気を遣ってるわけ。
あんたは葛藤があってもしっかり向き合うし、あんただったら言っても受け止めるだろう、変わるだろう、という期待や信頼、希望があるんだよ。だからこそ、私をはじめコミュニティのメンバーはあんたを対等だと思って遠慮なくガツガツ言ってくるんだよ!シスヘテロ男性としてそうした力があることをしっかり引き受けろよ!

相方・・・かっこいいな。名言だよ。
ということで・・・

対等だからこそガツガツ言える(シスヘテロ)男性

を目指したいと思います。

ので・・・何かありましたらガツガツコメントください(笑)

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