カリスマ的教祖様になるためには?

ここ数日、いつも読んでいるブログやFBで誰かがいいねした記事などを読んでモヤモヤすることがあるなぁとちょっと感じていたのですが、どういうわけか言語化できておらず、すっきりしない日々でした。今日じっくり「そのモヤモヤってなんだろう?」と向き合ってみたところ、スピ業界その他もろもろでカリスマ化している人に対する違和感だということがわかりました。

以前から何度も出てくる自然医学の講座で先日聞いた「宗教と神道」の話を思い出しました。その時、日本古来からの「神道」は「宗教」なのか?という疑問への答えを聞き、「宗教」っぽいと感じていたものの特徴などが自分の中で整理できて大きな学びとなったんですね。「宗教」と呼ばれるものには必ず「教え」が存在し、例えば聖書や仏典などがそれに当たります。「神道」には経典がないので「宗教」ではない、というのがざっくりとした結論です(あくまで一般論です)。私は宗教を否定するつもりはありませんし、だから神道が良いと言っているわけでもありません。そういう特徴、分類があるよっていう話です。

カリスマ的な人がいて、カルトっぽい、宗教っぽい、と思う集団には必ず「教え」的なものがあります。「教え」があるということは、「ダメなもの」「タブー」が存在するということです。際立った教えがなくても、何かを否定しまくるタイプの人、いつも批判的な論調の人というのは、何かを否定・批判する=反対にあるものを肯定するということになりますので、その論が過激なほどカリスマ性を帯びてきます。変なことを言っている人ほどカリスマ的なのはそのためです。その主張が良いとか悪いとかはとにかく、その人がカリスマ的になり、多くの盲目的なファンや信者を抱えるということは、その方の態度が招いている結果です。ただただ、盲信・依存する人がいるのではなく、自らその構造を作って、それをビジネスにしているということです。

もちろん、みんながみんなそうやってカリスマ的人気を獲得しているわけではないですし、そうではない人の方が多いでしょう。しかしやはり過激な主張をする方の方が目立つし、際立つので「教祖様」化していく傾向にあります。過激な主張=何かを激しく否定するということであり、それは宇宙の流れに乗るとか、深く自分を肯定するというあり方とは遠く離れたものだと私には感じられます。そういった人が人気があって、お金を稼いでいる現状に対して、疑問を感じてしまっていたことに気づいたのですね。それが、ここ数日私が感じていた違和感だったのだろうと思います。

単純に、私はそうはならないようにしよう、と思いましたし、他人への批判ではなく、より深い自己受容の感覚(無条件の愛)に満たされることに、とにかく取り組んでいこうと決意を新たにしました。前述のような方々もそういう状況を招きたくて計算してそうしているわけではないと思うのです(計算している人もいるでしょうが)。ただ、ブログでも何でも、その方から発するエネルギーから違和感を感じ取ってしまった以上、私の中でそれは無視できないものになってしまったんですね。いろんな方を見ることで、自分の向かいたい方向やあり方みたいなものが、よりくっきりとした輪郭を帯びてきた感覚はあります。

どんなに人気があっても、その方に会いに行きたいとか、本を買いたいとか思わない人はたくさんいますし、どれもこれも結局は同じエネルギーの人が集まっているだけなんですよね。逆に、人気がなさそうで、有名じゃなくて、顔や本名すらわからなくても、読んでいて「この方素敵そう、会ってみたい」と思う方もいます。スピリチュアルな宇宙の法則の説明をしているけれども、エゴ丸出しだな、と感じる人もたくさんいますからね。私がスピリチュアルなことに興味がありながら、同時にそれを仕事にすることに抵抗があったのはそのためだと思います。スピリチュアルを掲げながら、エゴで仕事をするのは、自分の信念に反するなぁと感じているのです。私がスピリチュアル的な仕事を始められると思えたとき=自分がすごく満たされて、あふれた愛で癒しの仕事ができると感じられたとき、なのだと思います。

この記事はあくまで私の考えを書いたもので、みんながみんなそうでないといけないとか、そういう人を否定したり、批判したいと思っているわけではありません。私自身の方向性や思いに気づく良い機会だったと心の底から思っています。他人に目を向けて批判的な思いを抱くのは私自身も苦しいこと。実は、他人を否定しているのではなく、他人に投影した自分を否定していることに他ならないですからね。もっともっと深く自己受容して、他人への批判的な気持ちが自然となくなるくらいの領域になれるよう、自分と向き合い続ける旅をこれからものんびり楽しんでいこうと思います。

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