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起業した理由を赤裸々に書く

お久しぶりです、村上です。
気づいたら前回投稿したのが1年前、、、神父に時を加速させられたようです。

前回からの大きな変化として、法人を設立しました。
事業としてはコンサルティングと人材紹介です。
社員は現在5名。本当にいつも感謝です。
今回はなぜ法人を設立したのか?
を赤裸々に語っていきます。

今後起業を検討している方やコンサルとして働いている方の参考になれば幸いです。

転職支援を事業としてやりたかったから

まずはコンサル以外にやりたいことがあったからです。
私自身、数年前から転職支援として面談や面接対策を実施してきました。
昨年はリアルに100人以上の対応をしたと思います。

ただ、人材紹介事業は副業としてやることができません。
法律で人を紹介して多額な報酬を貰うことは禁止されているからです。
なので私ができるのはあくまで面接対策まででした。

しかし、面談や面接対策だけだと部分的なサポートに留まってしまい、本人のキャリアを一から検討できないことが悩みでした。

実はこれまで会社の窓口として人事業務にも携わってきました。
人事のミッションは、その会社に人を入れることです。なんだかんだ言いつつもそこが至上命題です。
ただ、やはり中には「本人のキャリアを中心に考えるならうちよりもこういった会社の方がいい」「他の会社の話も聞いたうえで決めて欲しい」などと思うことがありました。
であるならば本人のキャリアだけを考えることができる人材紹介をずっとやりたいと思ってきました。

転職エージェント会社への転職なども考えましたが、コンサルとしての働きを止める自信はなかったです。
また、その両輪で働けるような会社もなかったです。
そこで、コンサルとして安定的に働きつつ、やりたかった人材紹介もできるような法人を自分で設立すればいいんだとなりました。
さらに言えば、コンサルで私のように人材紹介も副業としてやりたい人は一定数いるはずで、そういった人達も合法的に働ける環境を用意したいと強く思いました。

これが法人設立の理由の大きな一つです。
というかこれに付随して他の理由があるイメージです。
結局、周りを見てもリスクを取って起業するからにはコンサル以外にやりたいことやコンサル会社にいるままじゃ実現できない何かを追い求めている人がほとんどな気がします。

ベンチャーで自信が付いたから

ベンチャーで稼働することができたことも理由の一つです。
転職前から、大手の看板が無くなったときにコンサルとして働くことができるのかは不安でした。

しかし、案件は変わりつつも実際に稼働を続けることができたので、これはフリーや法人でも働くことができそうだと思いました。
もちろん自身で営業したりする必要はありますが、これまでの皆様との繋がりのおかげで今も社員含めて働くことができています。
いつもありがとうございます。

フリーや法人でもやっていけるんだろうかと不安な人はまずこういった人数の少ないベンチャーで挑戦してみてください。
起業に役立つ情報も自然と入ってくるのでお勧めです。

逆に言うと少人数のベンチャーを経験しないままいきなり起業するのはお勧めしなくて、全てを手探りで始めなければいけないので大変な気がします。
大手とは勝手が違うので結局スケールしないまま1人法人としてやっている方もけっこういます。

もっと社員に還元できると思ったから

会社がお金を持って行きすぎじゃないか?そんなに偉いことしてる?頑張ってるのって結局社員じゃない?って常々思っていました。
確かに大手の会社はブランディングが確立しているのでその維持に諸々とかかるでしょう。それでも還元率20~30%は低いですが。
しかしベンチャーは高還元であるべきです。

前職のアークウィズコンサルティング、そういった意味では業界水準で見ても高還元で非常に参考になりました。
しかしまだ還元率を上げれます。
また、人材紹介にいたっても市場調査しましたがもっと社員に還元できる。

利益率が高い会社がいい会社なのではなく、社員にその分を還元するのがいい会社のはず。
なのでそれを自らの会社で体現してみようと思いました。

ブラックな会社を撲滅したいから

転職支援を通して結果的にはブラックな会社を減らすことができればと思っています。
言い換えると流動性の高い社会の実現です。カッコいい。

転職が当たり前になってきたと思いつつ、まだまだ当たり前には程遠いです。
実は英国や米国では9割以上の社会人が転職を経験しています。
それに比べると、日本はまだまだ少ない。

もちろん、現職に満足している人も転職したほうがいいとは思ってはいません。
ただ、常に現職以外の世界に目を向け、より良いキャリアの選択肢を持ち続けてほしいのです。
“転職を検討するのは普通のこと”という意識が、社会に広がってほしい。

他国にはそういった認識があるからこそ、人材が流動的です。
そして人材が流動的であればあるほど、社員が流出しないよう、企業は自社を良くしていこうと努力します。
その結果、社員にとって健全に働ける環境を備えた会社が増えています。

この好循環を日本でも生み出したい。
だから少しでも転職相談を通して転職が当たり前であるという認識を広めていければと思います。

はい、HPで書いたことを引用してきました。笑
でもHPに書いているくらい本心です。

人生で一度も起業を経験しないのは後悔が残りそうだと思ったから

死ぬ瞬間に後悔する事の中で「リスクを恐れずにいろいろ挑戦すればよかった」というのがあるそうです。
なんなら40代になってからもっと若いうちに色々としておけばよかったと後悔しそうだなと思ってます。

大手からベンチャーに行ったのも同様の理由で、一生の中でベンチャーやスタートアップを経験しないのは勿体無いなと思ったからです。
結局その選択肢を体験しないと良いか悪いかなんて判断できないはず。
転職一回もしたことない人が転職を否定するのと一緒です。
経験したうえでなんでも語りたい。

コンサル会社を数年経験しておけば市場価値は高いままなので、これを読んでいるコンサル会社勤務の人は是非数年冒険して欲しいです。
それで合わないな、違うなと思ったら戻ればいいんです。
1回しかない人生なんだから好きにしましょう。

「好きなことは趣味でいい」これは大人の発想だと思いますよ
byブルーピリオド 佐伯先生

稼げると思ったから

綺麗なことばかり書いてると思われそうなので、お金のことも書いておきます。オカネダイスキ。

しかし、稼げるかと言われると正直まだ分からないが回答です。
会社の利益はできるだけ社員に還元してるのでそんなに残ってません。いやほんとに。少なくとも昨年より個人の報酬(年収)は200万以上減っています。

ただやはり法人の方が節税の幅が広かったりするので、そういった観点では結果的に手取りは増えているかもしれません。累進課税は高給取りのコンサルにとっては毒のようにじわじわくるので。

また、分からないと言いつつ将来的にはこのままいけばコンサル会社員以上には稼げるとは思います。
高還元と言いつつ会社にお金は少しずつ残っていくので宇宙事業とか始めなければ大丈夫なはず。
でもやっぱりまだまだ会社として色々挑戦はしてみたいので未知です。

社会や税金の仕組みをもっと知りたかったから

最後は余談ですが、社会や税金の仕組みを知りたかったからです。
カッコよく言い換えましょう。
この世の真実を知りたいと思ったからです。
エルヴィン団長と一緒です。

法人を設立してまずびっくりするのは社会保険料です。
え、会社ってこんなに社員に対してお金払ってたの?って絶対なります。
社会保険料はざっくり15%が個人が支払い、15%が会社が払うことになっていて、それをドカッと払うことになるのでだいぶHP削られます。

しかしやられっぱなしな訳にはいかないので、人類はそこで社会保険料を削減する手段をいくつか用意してくれています。
そこでいくつか真実に辿り着いて面白いな~こりゃ壁超えた方がいいわってなるわけです。

例えば、厚生年金保険は1ヶ月で150万円が上限なのです。
だから年収を12分割した月額として貰うよりも、4ヶ月に1回のドカッと賞与払いの方が圧倒的に手取りが大きいのです。
え、どういうこと?って思った方、安心してください、私も初めは全然分からなかったです。

でもベンチャーや独立を経験すると自然と勉強するようになるし周りも教えてくれるので、社会の裏側を知れているみたいでやっぱり楽しいです。
こういった知らないルールを知ってそれを会社で試せるのは小さな会社の醍醐味だと思います。

おわりに

他にも色々あるかもですが思いついたものを書いてみました。
読み返すとやはり法人設立しないと転職支援ができなかったからが一番大きいですが、他もちゃんと本心です。

まだまだドタバタしてますがそれが楽しい。
書いてて改めて起業して良かったなと再確認できました。

一緒に働く仲間を募集中ですので、いつでもお問い合わせお待ちしてます。

株式会社デアゼイン・コンサルティング 
代表取締役 村上航平

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