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Chat GPTは神か悪魔か

clubhouseって使ってますか?
……っていうか、覚えてますか?

clubhouseで毎日黙読会をしているんだけど、
そのメンバーから
「クラハがどんどん寂しくなっている」
と。
活動が終わってる……。

しゃべるだけ、つながってるだけなら、
けっこう使い勝手いいのになあ。
もうつながってるだけでいい、っていうコロナ生活様式も終わってしまったのか。

さてさて、その黙読会でわたしが読んでいるのは
『Chat GPTは神か悪魔か』

複数の筆者が書くオムニバス本で、
精神科医の和田秀樹さんが「第六章 カウンセリングを受けるなら 精神科医よりChat GPTのほうが100倍マシ」のなかで、
「AIこそが高齢者の味方になる」
と書いている。

たとえば、自動運転のクルマ。
座席に座りさえ自力でできれば、あとはAI任せで大丈夫。
子どもが飛び出してきても、自動でブレーキ踏んでくれる。
どうしても事故を避けられないとしても、
被害が最小限になるように瞬時に判断してくれるだろう。
右にハンドルを切れば、センターラインを超えて対向車と衝突する。
左にハンドルを切れば、建物を壊すかもだけど生命は助かる。
または、右にハンドルを切っても対向車がいなければ、
危険を避けることができるかもしれない。

高齢者じゃなくても欲しい、「適切な判断」。

このような自動運転車の普及が進めば、昨今の「高齢者の運転免許の返納問題」も一切不問とされるのではないでしょうか。「誰が運転しても安全」ということになれば、高齢者の運転を規制する必要はなくなります。AIこそが高齢者の味方になるという視点は、超高齢社会の日本ではとても重要だと思います。

『Chat GPT神か悪魔か』p202

公共交通機関が市の中心部しか機能してない釜石としては、
高齢者が自力で移動できる、
高齢者だけじゃなく交通弱者が自分の意志で移動できる技術と乗り物は、喉から手も足も胴体も出るくらい欲しい。
妊娠後期で大船渡まで病院に行かなければいけない妊婦さんにとっても、
安全に安心して移動できるAI自動運転のクルマ、ホントにあって欲しい。

待ち遠しい未来だ。


『Chat GPTは神か悪魔か』 落合陽一、山口周、野口悠紀雄、井上智洋、深津貴之、和田秀樹、池田清彦 宝島新書 2023年