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「結果が出なければやってないのと同じ」なのか

はじめに

むぎの部屋へようこそ。
ここでは私自身の過去、
日々の生活から得た学びを
お届けしています。
何か一つでも
持って帰ってもらえたら嬉しいです。

「結果が出なければやっていないのと同じ」

厳しい言葉ですよね。

それまでの自分の働きが全て否定された
そんな気分になります。

しかしごもっともでもある。

今日はこの言葉に関連して
あれこれ思い浮かんだことを
まとめてみたいと思います。

やればいいってもんでもない

以前から何度か「努力」についての
記事を書きました。

その中で共通して
必ず結果に結びつくとは限らないけど
確実にあなたの成長にはつながっている

という考えを共有してきました。

しかし今回の、
「結果が出なければやっていないのと同じ」
というのもあながち間違ってはいません。

というのも、
これらの相反する二つの考えは
立場も真逆です。

前者に関して言えば、
あくまでも自分視点。

何か行動を起こした人には
それに伴う経験値が身に付く。

対して、後者に関しては
立場は「結果を求めている人」
の視点なんですよね。

ここで以前読んだある本を思い出しました。

元マイクロソフトの伝説のプログラマーとも
呼ばれる中嶋聡さんの著書です。

その中で触れられていた
マイクロソフトの生みの親、
ビルゲイツのとある行動を思い出しました。

ある日、ビルゲイツは数日後に
予定されているパーティーに
花を用意してほしいと部下に頼んだそうです。

別に大したことではありません。
部下は花屋さんにパーティー当日に
間に合うよう花を手配しました。

しかしパーティーの当日。
花屋さんがトラブルに見舞われ
パーティーに花が間に合わないことが
判明するのです。

トラブルなら仕方ないよね、と
ビルゲイツに報告すると、
普段は温厚なビルゲイツが
ブチギレたそうな。

「私が頼んだのは花屋に
花を注文することではない、
今日、この場所に花を用意することだ!」

そう、ビルゲイツが求めていたのは
「その日その場所に花を用意する」こと。

「花屋に花を手配すること」を
求めていたわけではないんですよね。

極端な話、
花屋が間に合わないのであれば
どんな手段を使ってでも
求められたその時間に花を用意することが
求められていたんです。

相手の求めていることは何か

前職の営業時代、
同期でも似たような事例がありました。

その子はとても真面目な子で
毎日熱心に研修にも取り組んでいました。

研修期間が終わり、
上長の同席のもと商談を行う機会が
あったのですが、
その商談後こっぴどく怒られたそうでした。

聞いてみれば、
商品知識の説明ばかりに夢中になってしまい
営業ではなく説明会状態に
なってしまっていたとのこと。

その子は商品知識の暗記にとらわれるあまり、
肝心の「営業」という観点では
話にならないレベルだったのかと。

正直、その点に関しては
あの研修じゃ無理もないよな、
と会社の落ち度は否定できません。

今思うとよくあんな研修だけで
いきなり現場に放り込んだなと思います笑

しかし全くやっていないというわけでもない。
そこから自分なりに噛み砕いて
「営業」という仕事に対して
向き合う必要があったのだと思いますが、
多分そこまでは意識が回らなかったのかな。

それまではしっかり勉強して
覚えたことをアウトプットすれば
認められてきた学生。
その感覚でここまできてしまったのだとしたら
相当凹んだんだと思います。

「頑張ったのにな、、、」
と涙目で呟いていた光景を見て
そんなことを思いました。

彼女の頑張りは「その場」では
確かに無意味だった。
それでもその時必死で身につけた知識は
裏切らず、
その後必死にロープレや実践での経験を
積み重ね
その豊富な知識の使い所を覚えた彼女は
最終的には同期でトップクラスの成績にまで
上り詰めていました。

しかし、とても優しい性格だったので
営業の少し腹黒い部分に耐えられなかったのか
早々に転職してしまいましたが。

それでも求められていることを理解し
それに向かってまっすぐ突き進み結果を出す
経験を経た彼女ならきっとどこかで
活躍していることでしょう。

おわりに

冒頭でも紹介した
「努力」は必ず報われるのか
という記事の中でも、
正しい方向に向かって量を重ねた
「努力」が報われる

のではないかと定義していましたが、
今回の内容を踏まえても
やっぱりそうなんじゃないかなと思いますね。

「努力」しても「結果」が出るとは限らない。
それでも自分の中に「経験」は残る。

しかし、
誰かから求められている「結果」においては
闇雲に突き進むのではなく、
その向き先をしっかり理解し
求められた「結果」を提示しないと
全く意味をなさないものとみなされてしまう。

という少し残酷な現実です。

それでも今回紹介した同期のように、
その後うまく軌道修正することができれば
最終的に大きな結果に
つながることもあるでしょう。

「自分の頑張りが認められない」
と嘆く社会人の多いこと。
それは確かに会社側の落ち度かもしれない。

しかし自分に矢印を向けてみて、
自分は本当に
「会社が求めているパフォーマンス」を
出せているのか。

と問いかけてみると
ハッとすることがあるかもしれません。

最後までご覧いただき
ありがとうございました。
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他にも多くの記事が置いてあります。
もしかしたらあなたにとっての
気づきになるものがあるかも。
良かったら好きなものを
持って帰ってくださいね。

いってらっしゃい。

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