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【短編小説】流れる時代の中で

流れる時代の中で、部屋に籠る私は一人残されている。
気が付けば家賃の引き落とし日
気が付けばカードの引き落とし日
その繰り返しだ。

何も生産することなく、ただただ部屋にいるだけの私。
貯金は既になく、借金を重ねている。
今月収入が無ければさらに借り入れしなければいけない事など、
誰でもない、自分が一番解っている。

それでも体は動いてくれない。

一秒、一分、一時間、一日、一か月
いつの間に時間だけが過ぎている。

電気がつかない。
今日は何日だ?
ああそうか。
今日は私の誕生日か。

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