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The Future of Work〜「雇用の失われる未来」への解決策

初めまして、後藤宗明と申します。ポストコロナ時代の新たなグローバルビジネス、デジタルトランスフォーメーション、メタバース、雇用の未来、リスキリングなどについて、最新海外事例を交えた考察を発信しています。何故そのようなテーマに興味を持っているかという理由については、自己紹介も含めて下記をご一読頂けましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

社会起業家という生き方との出会い

2001年1月、21世紀の幕開け。恩師に会うために訪れたニューヨークで「ソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)」という、社会的課題をビジネスで解決するために起業する、そんな生き方をしている人たちがいることを知りました。株式会社で働くことの意味を模索していた僕は全身に衝撃が走る感銘を受けました。それ以来、ソーシャル・アントレプレナーシップは、僕の生き方、働き方の一番大切な指針となっています。 

Ashoka創業者ビル・ドレイトン氏との出会い


2009年3月、僕はボストンでSocial Entrepreneurshipという言葉を世に送り出したAshokaというNPOの創立者であるビル・ドレイトン氏に会うことができました。Ashokaは世界100カ国以上で社会起業家向けのアクセラレーター事業を展開しています。写真はその時にビルにもらった、僕の運命を変えるメッセージです。

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(写真) 訳:ムネへ 社会起業家精神を日本へもたらす君の言葉がとても重要だ。感謝を込めて ビル 


Ashokaの日本拠点を設立するという構想を聞き、「是非やらせてください!」とその場でお願いをしました。それから日本での法人設立までの約3年、僕は共同創業者の1人として主に資金調達を担当し、社会起業家精神の日本での普及に奔走しました。以来、ビルは常にハイレベルな壁打ちをしてくれる生涯のメンターです。

雇用の失われる未来 


2014年6月、NY出張中にオクスフォード大学のマイケル・オズボーン教授(当時は准教授)が書いた論文 "The Future of Employment"を読み衝撃を受けました。「コンピューター化の加速により、2045年に米国の全雇用の47%が失われるリスクがある」という彼の予測は、また僕の生き方に大きく影響を与えました。今後人類が向き合うさまざまな社会的課題はテクノロジーの進化と共に表出してくるのだという確信を持った僕は、テクノロジービジネスの視点と経験を積むべく、自分のキャリアをテクノロジー分野へシフトしました。一方で、「雇用の失われる未来」のために、今から打てるソリューションは何なのか、何をすべきか、についてひとり自問自答する日々が続きました。

Singularity Universityとの出会い 


2015年12月、テクノロジーがもたらす社会課題についてのリサーチを続けているうちに、Ashokaの同僚がSingularity Universityというテクノロジーを活用して社会課題解決を行う米国の研究機関に、教授として転職していたことを知り、すぐに休暇を取って、同僚に会いに当時米国NASAの施設内にあったSingularity Universityキャンパスを訪れました。

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(写真) 2019年、カリフォルニア州サンタクララに移転したSingularity University Campus


その時出会った人たちは、Ashokaの社会起業家たちと同じ匂いのする、テクノロジーを使って社会的課題を解決するため盲信的に突き進む、先駆的な人たちでした。それ以来、年1回開催されるSingularity University Global Summitには毎回参加し、世界中の有識者たちとテクノロジーの加速に伴う「雇用の未来」についてディスカッションを重ねてきました。また、Singularity University東京チャプターの運営メンバーとしての活動も続けています。

LinkedInでのグローバルなつながり 


テクノロジービジネスに身を置くようになってからこの10年間、国際会議や展示会へおよそ100回以上参加してきました。その場で出会うさまざまな人のご縁を中心に、最先端のテクノロジー分野でグローバルに活躍する人たちとのLinkedInでのつながりは、3,500名を超えました。彼らが試行錯誤しながら日々発信しているLinkedIn記事は、グローバルビジネスを築く上で不可欠な学びの財産となっています。ポストコロナ時代のLinkedInを活用したグローバル営業のメソッドについては、LinkedInシニアマネージングエディターの蛯谷敏さんに取材して頂いた下記の記事をご覧頂けますと幸いです。


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(写真) 今まで世界中で参加してきた海外カンファレンスの参加証。

未曾有のパンデミックと向き合う時代に


そして2020年、新型コロナウィルス感染症への対応により急速な事業環境の変化が起こり、更に不確実な未来と僕たちは向き合うことになりました。渡航制限が続くなか、日本ではグローバル事業への投資の中止、海外進出プロジェクトの延期などが相次いでいます。しかし実は海外では、グローバルビジネスはバーチャルな環境下で、猛烈なスピードで新たな進化が進んでいます。
 
テクノロジーの浸透に伴ってオートメーションが加速し、人間社会はかつてない進化を遂げています。しかし一方では、人間の雇用が奪われてゆく未来へと突き進んでいるのです。ポストコロナ時代の新たなグローバルビジネス、デジタルトランスフォーメーション、メタバース、雇用の未来、リスキリングなどについて、最新海外事例を交えた考察を発信してゆきます。

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