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グアテマラ訪問記⑦ / 6日目 - 現代美術館、コーヒー農園 -



1. 現代美術館 La Nueva Fábrica 

この日も昨日と同様に、Soledad先生が午前中に仕事があるため、それまではフリータイムです。時間があったので、現代美術館“La Nueva Fábrica”に行ってみることにしました。

美術館までは徒歩約20分。道中、公園には来週のお祝いに向けて鳥のモニュメントがたくさん飾られていました。


私の身長の2.5倍はあります


いざ美術館に到着すると、平日ということもありお客さんは一人もおらず、少し驚きました。実質貸し切り状態です。現代美術館にはあまり行ったことがないのですが、雰囲気があって楽しめましたし、いずれもグアテマラのアーティスとによるもので文化を感じさせるものです。ただ、美術館が思ったよりも狭く、作品数も5~6個程度なので、15分ほどで見終わってしまいました。入場料が800円ほどだったので、その点では少し割高に感じる人もいるかもしれません。

考えるな、感じろという雰囲気
この柄力強さがあって結構好きです
岩の上においてあるのは野菜
これはおそらくお供えの祭壇?


鑑賞後は "La Nueva Fabrica" のミュージアムショップに。もしかすると本展示よりよいのではないかというセンス溢れる品揃えで、好みの木箱を見つけました。ちょうど領収書やポイントカードを入れる箱を探していたので、良い買い物ができました。

取っ手のポンポンが Muy Bien!


強い日差しの中を歩いていたので、鑑賞後にすぐさまホテルに戻るのは体力的にきつく、美術館の隣にあったバスを改造したカフェに入ってみることにしました。暑さのせいもあって、地元のクラフトビール「Cerveceria 14」のものを注文。ごくごくと一気に飲み干し、エネルギーチャージができました。ホテルに戻ってからは、事務作業に取り組みました。

外観を取り損ねたので、あんまりバス感が伝わらない
これはバス感が分かりますね
軽めの味のものをチョイス。大正解


2. 現地料理Estofado, Soledad 先生と合流


その後、Soledad先生も合流し、仕事の話をしながら昼食をとりました。今回は Estofado(牛肉の煮込み料理)をチョイス。

Estofado


Estofadoはグアテマラではお祝いの時に食べる料理だそうです。誰にでも好まれる味でしたが、少し塩味が強く、ビールが欲しくなる味です。付け合わせのライムをたっぷり絞ると爽やかな味になり、個人的にはかけた方が好みでした。

レストラン外観。お値ごろでした
レストラン外観2


昼食後はFat Cat Coffee というカフェで一息つき、引き続き仕事の話をしました。飲み物はコールドブリューをチョイスしたところ、これがかなり濃い味でして、さながらエスプレッソを飲んでいるよう。苦味がくっきりとあるのですが、グアテマラの豆の特徴であるコクやクリアな感じも併せ持ち、まとまった上質な味です。ヨーロッパ(南欧)では食後にエスプレッソに飲んだりしますが、まさにそれの代替となるような飲み物です。

48時間抽出しているらしいです
店はややBGMの音量が大きいので、チルアウトには不向きかもしれません


3. コーヒー農園 Azotea を訪問


夕方前からは、バスでAzotea農園に行き、コーヒーツアーに参加しました。Soledad先生がグアテマラの良さを知るために是非参加してほしいとのことで、参加してみました。

現地のバス 。明確な時刻表はなく、人がそこそこ集まったら出発します
バス車内
振動が結構きます
農園入口。バスで20分ほどですが、市内に比べて明らかに空気が澄んでいますし、静かです


このツアーでは、グアテマラのコーヒー産地の説明はもちろん、コーヒーの統計データや栽培から焙煎方法まで一通りレクチャーしてくれます。ツアーは英語でもスペイン語でも対応してくれますが、スペイン語でお願いしました。DELE B1以上のレベルがあれば、問題なく聞き取れると思います。

ツアー導入は栽培についてレクチャーから。

花が咲いて、落ちて、チェリーができる
労働者たち


続いて、グアテマラの生産地の味や香りの違いを説明してくれました。私のイチオシであるウエウエテナンゴとコバン地域の紹介もありました。両方とも共通して言えるのが、酸味が強く、でもどこかコクがあるというところです。

グアテマラ産地マップ
ウエウエテナンゴの紹介。酸味が強くフルボディ。ここの地域の豆は品評会(COE)でよく入賞しています


そのあとは、ウォッシュトプロセス(だったはず・・) の過程も説明頂きつつ、焙煎の説明も。この焙煎方法による味の違いの説明が分かりやすくて面白く、聞き入ってしまいました。


最後は欠品豆の選定のプロセスも見させてくれました。

欠品豆仕分け中
ラフな雰囲気
この発想はなかった


ツアーは60分程度で、非常に充実した内容でした。料金はGTQ80(約1600円)程度で、内容を考えると非常にお得なツアーだと思いました。ぜひグアテマラに来る機会があれば訪れてみてほしい場所です。


ツアー後は、併設されたカフェで感想を語り合ったり、仕事の話をしたりしました。


オーダーしたキャロットケーキは砂糖ザラザラの食感で残しちゃいました汗
コーヒーはいわずもがな美味しい。
ツーショット。私が持っているクッションは併設の土産物屋で買ったもので、
コーヒー麻袋のクッション。サスティナブルですね。
素敵ポートレート


ここで知ったのですが、Soledad先生は以前、サムスンのグアテマラ勤務の幹部を教えた経験があるとのこと。Soledasd先生の前任者3人が連続してクビになったという話を聞いて、初期はクビにされないかと非常に緊張しながら教えていたそうです。それに比べて日本人はとても穏やかだと笑っていました汗 Soledad先生は、将来はオンラインレッスンだけで生計を立てることが夢だと力強く語ってくれまして、それを聞いて私も頑張らなければと改めて思いました。

4. Youtube 自己紹介動画撮影


カフェで話した後、最後にYouTube用の自己紹介動画を撮影し、この日は終了しました。充実した一日でしたが、明日は首都に戻り、空港泊となるため、少し寂しい気持ちも残りました。


以上です。お読みいただきありがとうございました。次で最終回(最終日)になりますが、 San Antonio Aguas calientes の織物市場に弾丸で行ったレポートをお送りします。

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