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休職記録③


こんにちは、今日はこちらの続きを書いていこうかと思います。
転職活動を始めます!(これが良くなかった。)


1.働かなくちゃ!!

休職に入る時は、すぐに転職活動してやろうと思っていました。
しかしいざ自分の状態を見直してみると、認めたくないがやはり心の病にしっかりなっていたので最初の1ヶ月はしっかり休むことに専念しました。
仕事もバイトも部活も、学校もない1ヶ月をこれまでに過ごしたことがなかったし、これからの人生にもおそらく経験できそうにない貴重な期間だったと思います。

何もしないことに罪悪感が目覚めた1ヶ月半後あたりで、重い腰を上げて転職エージェントに2社登録しました。どちらもテレビでCMが流れるような大手です。
会員登録するとすぐに、面談(カウンセリング)の日時設定のメールと電話が飛んできて、両社とも数日後にオンラインで面談を行いました。
現状の確認、転職活動の方向性なんかの擦り合わせを行い、数日後までに
①WEB履歴書の作成
②職務履歴書、自己PR
③証明写真の画像アップロード
上記を進めてください、と指示をいただき久しぶりにノートPCを引っ張り出してカタカタ作業を進めました。①②は担当エージェントさんがアドバイスをくださったり、添削していただけるので転職活動をする上で、不安なことが多い方はエージェント利用をお勧めします。

その後、カウンセリングでお伝えした勤務地や職種、業種などに基づいて選別された求人がどんどん送られてくるので、その中から気になった求人に「応募する」ボタンを押せばその後の手配をエージェントさんが進めてくださり、書類が通ればその後面接へと進む流れです。


2.想像していたけど全然書類審査が通らない

今回休職した職場で営業をしていたこともあり、営業という職に対してあまり前向きになれず営業以外で求人を探していました。どこの会社も即戦力を探している印象で、未経験職種ではなかなか書類審査から先に進めません。
この時点で、
わたしは社会から必要とされていない人材なのか?
自分が思う以上に、無能なのかもしれない。
そう感じはじめるようになり、心に雲がかかったような気分になる時間が増えて行きました。
この時点で一旦立ちどまるべきだったのかもしれません。

そんな気持ちを押し殺して毎日スマホと睨めっこをしましたが特にやりたい仕事もなく、営業アシスタントや事務、総務系は特にですが営業以外の求人となると、月給がかなり下がってしまいます。

やりたい仕事でもないのに、給料は下がるし、会社によってはアクセスもかなり悪くて、また新しく仕事を覚えないといけない。
でも、この中からマシな求人を選んで早く働かなくてはいけない。

そんな焦りから、求人を漁っては応募ボタンを押す、そんな日々が続きました。
2社合わせて30社くらい応募して、5社面接に進みました。
いざ面接が決まると、企業研究をして志望理由をまとめたり、その職種に対する理解を深めて「なぜそれがやりたいのか」を考えて準備します。
書類選考が通った連絡が来るたびにこのプロセスを踏みますが、やればやるほどこの職種に興味がないことにじわじわ気づいてしまいました。とはいえ、ここまで来てしまった手前、面接は受けなくてはいけないと思って自分の正直な気持ちを押し殺して、必死にその企業が欲しそうな人を演じました。面接官と言葉を交わしながら、「受かってもここには入社することはないだろうなぁ」と思いながらも、転職活動を始めたからには内定という結果の一つくらいは残さないと、と謎の目標を掲げて奮闘しました。


3.頭の中が「転職」一色に

前向きなマインドが全く持てず、妥協の転職が続いていることに気づいていましたが本人の意思から離れどんどん1人歩きするその転職活動は止まってはくれません。

登録したアドレスには「求人紹介」「特別オファー」「スカウトメール」「テレワーク可能!優良企業のご紹介」なんてタイトルのメールが朝から晩まで何十件も来るのです。その他の大切なメールが埋もれるくらいの量が毎日毎日。
今日は友人とリフレッシュするぞ!とお出かけをした日もスマホのロック画面を覆いつくさんばかりの求人紹介メールの通知。心が落ち着くまで数日求人応募作業をやめると、転職活動が滞っていると心配したエージェントからいきなり着信がきたり。

心を落ち着かせる間も与えないくらい、転職情報がわたしに向かって発信されます。
情報を受け取り、冷静にさばける余裕はわたしにはありませんでした。エージェントの突然の電話も、対応するのが嫌になり2日寝かせてからラインで連絡を返したり、確認することもなく求人メールを黙々と消したりするようになりました。

基本的にあまり悩んでいる姿を見せたくはないのですがあまりに心の負担が大きくなり、恋人に軽ーくラインで相談したところ「大学で就活している時、僕もたまらなく不安だったよ」と返答が。
あぁ、きっと何かがちゃんと伝わってないな。わかってはくれないか、と思って少し涙が出ました。
(事細かに伝えても、感情を吐露した訳ではないので相手に伝わるはずないのにね!w)
心がお疲れの方に対して掛けてあげる言葉のチョイスって本当に難しいですね。

転職の不安が大きくなり、頭がずっと転職に囚われて夜は眠れないし1人で何か別の作業をしている時も転職のことを考えるようになり、友人や恋人と過ごす楽しい時間にも頭をよぎるその2文字が、フッとわたしの顔から笑顔を奪い、動作を急に止めるほど心をぎゅっと締め付けるようになっていきました。


4.心の病 NEXT LEVELへ

明らかに、心の状態が悪くなっている感覚があるまま定期的な通院日がやってきました。
転職活動を始めたが、全く前向きになれずしんどいこと、
四六時中転職のことを考えてしまい、笑えなくなる時があること、
以前にも増して眠れないこと、
など、正直な気持ちを話しました。

いつも通り、優しく話を聞いて下さった後こう仰いました。
「鬱っぽくなってますね。ちょっとお薬の力を借りましょうか。」

頭から抜けない悩み事や考え事などが、まあどうにかなるか〜!と思えるようになるという薬を処方されました。依存性はないので心配しなくて大丈夫よ〜とのことでした。
今までは、漢方薬でどうにか頑張りましょうの方針だったのがついに抗うつ剤へとレベルアップしてしまいました。
感じてはいましたが、やはり早期に転職活動を始めて頑張りすぎたことでゆっくりではありますが元気になっていた体調が逆戻りしてしまいました。

転職活動でこうなったのは明らかで、病院から帰ってすぐに転職活動を停止すべくエージェントに連絡をとり、書類選考が通った企業の面接をお断りしてメールの通知を切り紙の履歴書を片づけました。


まだ頑張るには早かった。
これが結論です。

転職活動は、実際やってみるとかなり時間とエネルギーが要ります。
前向きな考え方ができないまま、妥協の転職活動をやってしまうと自分自身を激しく消耗してしまいます。闇雲に進めてもきっと自身の納得できる結果は得られなかったことでしょう。

早く働かなくては!!転職する他に道はない!!

と勝手に自分を追い込んだ結果こうなりました。

もうちょっとゆっくり休んでいいのでは?
正社員にこだわらなくてもいいのでは?
今の会社に一旦戻って貯金しながら、余裕ができたら転職考えてもいいのでは?
嫌だったら、すぐやめたらいいし。

と転職に囚われていた心に、逃げ道を作ってあげました。
そうすると、2ヶ月ほどずっとしんどかった心がだんだん楽になってきました。

反省を活かして、自分を客観的に見直すと、変に我慢強いとか自分に厳しめで、こうでいないといけない!と考えがちなように思えます。
こういう人がわたしのようにストレスで自律神経失調症やうつになりやすかったりするんでしょうか。

もうちょっとeazyに生きてもいいかなーなんて思ったり。
今日はここまでにします。

Thank you for reading.
Tom

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