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【連載小説】聖ポトロの巡礼(第8回)

おしまいの月4日

怖い。いまだに怖さが抜けない。どうにかなっちまう。くそっ! ついこないだまで一人旅は気楽でいいなんて思ってたのに、今は一人だとぶっ壊れちまいそうだ。誰でもいい、そばにいてくれる人が欲しい。神様・・・そろそろ意地悪するのやめてくんないかな。いやマジで。怖いよ・・・心細いよ。今は思い出すだけで体の震えが止まらなくなる。何があったかはもうちょっと落ち着いてから書こう。いや、落ち着けたらの話だが。畜生! なんとしても生き延びてやる!



「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)