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自分の忘れたくない映画の記録 思った気持ち

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最近の記事

「天才たち」の意味が分かる映画

 久しぶりに映画を観た。「ハッピー・オールド・イヤー」の彼女が出ているというのだから面白くないわけがない「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」。久しぶりに観る映画にしては相当刺激的な、使い古された言葉ではあるが手に汗握るような作品だった。一瞬たりとも気が抜けず、エンドロールでは思わずホッとしてしまった。ぼんやり話の内容は知っていたから題名を見たときに、え?天才なのは主人公の一人だけでしょう?と思っていたが大間違い。これはチーム一丸となって(ここで使うには少々不適切な表現だが)

    • 怒り

       「あなたの言葉の温度は、何度ぐらいでしょうか」  この問いかけにハッとさせられた。自分の言葉はいったい何度なのだろう。考えてみる時に、私は自分の持つ「怒り」の感情をベースにしてみた。私にとって怒りとは、体力をすり減らすマイナス的なものであり、はたまた自分の人生において必要不可欠なエネルギー源でもあるのだ。矛盾していると指摘されたらそれまでだが、それくらい「怒り」が持つパワーは私にとって偉大であり最大の敵なのである。  幼少期から感情的な子供だったように思う。人の痛みに寄

      • 人と自分との価値観を見直す映画

         「ハッピー・オールド・イヤー」は10月に東京の映画館でリーフレットを見つけ、何が何でも観てやろう!と決心した作品である。やっと出会えた、、。やっと新年あけましておめでとうな訳である。カメラやクマの人形、Tシャツやレコードなどキャッチーなデザインのど真ん中に何とも言えない顔の主人公が現実的な黒のごみ袋を持っている様子がとても良い。その横には「ひとの気持ちは、簡単には仕分けられません。」の文字。これは観たら掃除したくなる~なんて単純な感情が生まれるただの日常映画ではなさそうだ、

        • おもわず試したくなる映画

          「甘いお酒でうがい」うん。タイトルからして素敵な映画だと分かる。「甘い」という言葉からほんのりとねっとりした濃いめのアルコールの香りが漂って、トクトクと女性の喉に流れてく様子が感じられる。また飲むでも舐めるでもなくて「うがい」なところがまた良い。普通に生きてる等身大の女性のリアルが描かれてる話の様だと捉えることができる。本を買う基準が表紙のデザインであるように、映画を選ぶ基準が題名でも良いと思う。このタイトルでこの内容、映画を選ぶ嗅覚はしっかりと冴えてたなと感じる。 生々し

          インスタ映え以上の価値ある映画

           最初は素敵だと思っていたのに、有名になるにつれて「若い女の子がこぞってインスタでおすすめする映画」そんなイメージがついてしまっていた「世界一キライなあなたに」。観終わった後そんなイメージを抱いていた自分を叱りたくなった。これは、インスタ映えするようなかわいい~感じの映画ではない。もし「どうせ世界観だけでしょう」と思っている人がいたら1度観てみて欲しい。観終わった後に得られるものは大きいはずだ。  POPなお洋服の持つ偉大なエネルギー この映画の見どころの一つとしてルーのカ

          インスタ映え以上の価値ある映画

          大好きな匂いがする映画

          「マイ・プレシャス・リスト」は、私にとって冬のにおいを思い起こす映画である。赤や緑に染まったショーウィンドウ、木々を彩るイルミネーション、窓の外はキラキラと輝いて、口から出る息は白くて寒いのに心はぽかぽかと暖かい。大人になってもサンタさんがやってくるドキドキを感じられる人には、この映画で冬が来る高揚感や幸福感に包まれることができるのではないかと思う。 唯一の鎧を脱げる場所 18歳にしてハーバード卒という経歴を持ち人を見下すことは朝飯前。そんな彼女だがなんだか憎めない。それ

          大好きな匂いがする映画

          死に対しての捉え方が変わる映画

           不謹慎なのかもしれないがラストに微笑んでしまった。観終わってから何とも言えない幸福感と安堵に包まれた。「永遠の僕たち」は、「死」というテーマを繊細に、そして様々な目線で描いた映画である。正反対のように見える二人が、死という唯一の共通点を目指し手をつないで歩いている。残酷なように見えるが私はこの映画は完璧なハッピーエンドであると答えることが出来る。 「永遠」のもつ重み はっきり言ってこの二人の主人公にとって「永遠」という言葉は全くふさわしくないだろう。時間というものが有限で

          死に対しての捉え方が変わる映画

          エモいだけで片付けたくない映画

           やっぱり気になってしまう。「愛がなんだ」は、私にとってそういう映画である。この作品が好きなのか、この作品を観ている自分が好きなのか、それは定かではないが、映画館で観たときのあの何とも言えない邦画特有の生々しさから生まれる後味の悪さ、リアルな男女のやり取りや独特な雰囲気を感じたい。そう感じてしまうこの作品は、原作にとても忠実な映画になっていると思う。映画を観終わってから本を読んだのだが、読み終わったときに1本の映画を観たのか、本を読み終えたのかわからなくなってしまったほどであ

          エモいだけで片付けたくない映画

          自分の時間の流れを感じた映画

           ずっとずっとこんな映画に会いたかったんだ。暖かいココアとぬくぬくした空気、心が落ち着く空間でお気に入りの毛布をかぶって観たい、「PATERSON」とはそんな映画である。この映画に出会ったのは何年も前、SNSでポスターの画像を見たのがきっかけだった。二人の男女が横に並んで寝てる3パターンの写真、向かい合っていたり、片方が寄り添うようにしていたり、そんな二人の中に流れてる何とも言えない穏やかで安心しきった様子に惹かれ、絶対この映画観たい!と思ったのを覚えている。名前も検索しない

          自分の時間の流れを感じた映画