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好きなことを「好き」というより、嫌なことを「嫌!」と言える力の方が必要だった


もしかしたら、私の生きてきた人生が若干特殊なんじゃないかと思うくらい、社会人になってから自分の気持ちに蓋をすることが多かった

新卒で入社した会社と、2社目に入った会社で言われたことはこの3つ
・仕事だから、好きとか嫌いとか、自分の気持ちは関係ない
・成果が全てだからモチベーションとか言わない
・やる気とか関係ない、やるんだ

そんな環境で過ごしていると、状況に反論するより、そういうものだと思った方が楽だと悟ってる自分がいた

自分の気持ちに蓋をし続けた末路

多忙で忙しい日々は、仕事に熱中していると錯覚させてくれて、
忙しくてちょっと辛い日々は自分を成長させてくれているとすら思っていた。
言われた通りのことを気持ちを無視して全力でやっていたら、確かに成果はでた。
賞ももらって、最短で昇格もして、年収も2倍くらいになった
仕事だって兼務して、できることだって増えていった
だけどなぜだか全然嬉しくなかった。

嬉しくないどころか、日を追うごとに仕事に行くのが嫌すぎて、
通勤電車で途中下車したり、泣きながら商談したり、
しまいには会社に行くか迷って、朝、家と最寄り駅を往復する日々
同僚の人にティッシュを持ってテレワークボックスに来てもらった時だってあった

気づけば私は人生のどん底にいた
あんなに楽しかった仕事も、全然楽しくなくて
友達にも会いたいけど会えなくなった。

でも一番辛かったのは、なんで自分がこんなに辛いのか、苦しいのか理由がわからなかったこと。

ーなぜ、理由がわからなかったのか
それは自分の本音に向き合えてなかったから

お金を稼ぎたいわけではなかった、
活躍したかったわけでもなかった、
みんなに賞賛されたいわけでもなかった
ただ、自分が関わる人の人生が少しでも良くなるために頑張りたい、
そこに対して貢献できる人になりたかっただけ

だけど組織に入って、会社に成果を残さないといけなくて、頑張って染まっていこうと思っていた。

思い切って本音に向き合った先にあったこと

「この世界、すべてスタンス」という名言を私に残してくれた友達と出会って、自分は一体何を大事にしたいのか、譲れないのかを考えた。

<社会で生きる私の人生で譲れないこと>
①常に相手に誠実であること
②個人の強みを尊重すること(苦手、得意、性格など)
③自分の本音に正直でいられること

この、大事にしたい「スタンス」を大切にできる環境を見つけて、私は転職をした。

自分の本音と人生を愛すること

転職先としてご縁があって入社させていただいた会社は、
みんな自分の本音と人生を愛していた
マネージャーだって「実は僕休職してました!」「hspです!」
メンバーだって「私〜〜嫌です!」「こっちが好きです〜!」などみんな自分の本音に正直であり、本音に正直なほど成長が早いという価値観を持っている
そしてお互いの本音をみんなリスペクトしている

入社序盤は全然自分の嫌なこととかわからず、慣れなかったが、
心なしか、今の自分の感情に向き合う癖や、嫌だと思うことを受け入れられるようになった。
自分の本音に向き合うと、自分のことをもっと愛そうと思えて、大好きになって大事にしようと思う。自分を大事にできる余裕があるから、また頑張ろうというエネルギーも沸く。

自分の本音に向き合って、明けない夜はないし、止まない雨もないと気付いた

あんなにワクワクしていた仕事が楽しくなくなっている時も、
なぜだか通勤電車で涙が出ちゃう時も
楽しかった土日の後に、会社に行きたくない日も
なんかわからないけど眠れない夜も
全部、ずっと続くわけじゃない。

泣けてくる時は、自分の気持ちに向き合ってという神様からのサインだし、
行きたくない時は、もしかしたら離れる時が来たというサインかもしれない

全てはベストなタイミングでチャンスが巡ってくるから、
どっしり構えて、自分の本音を愛する時間をつくること
好きなことを好きといい、嫌なことを嫌と言える時間をつくること

自分の本音を、もっと愛そう

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