誰かじゃなくて、自分のためにやさしくありたい

やさしい子。いい子。名前の通り神様。

小さなころから、そんな評価をたくさん受けてきました。

でも、自分は自分のことを優しいと思ったことも、いい人だと思ったこともありません。

ただ、自分が楽にいられる方法を追求してきただけのように思います。

それなら、優しくあれる方法を、みんなにシェアしてみたらどうだろう、そう思いました。

今日は、優しい私の腹黒講座とでもいいましょうか。

イライラせずに生きられる方法を探っていきたいと思います。



アンガーマネジメントとかいうもの


あの人といるとイライラする、それを表すと自分だけ悪者かのように思われて腑に落ちない。そういう経験はありませんか。
今日は友人たちから仏の名をほしいままにしてきたわたしが(どんなだよ)、どんなことを考えて人と接し、どう感情コントロールをしているのかをご紹介したいと思います。これを読んだらわたしが仏様ではないことはモロバレです。わたしのことを嫌いになりたくない方は是非読まないでください。


いわゆるアンガーマネジメントについて、私は2年前にこんな風に書いていました。

優しいと評価してくれる人には申し訳ないのですが、これは誰でもできる気持ちのコントロールだと思っています。

だからこそ、自分を楽にするためには身につけて損はないでしょう。


イライラする原因を突き止めてみよう


イライラしているときには冷静に考えるのが難しくても、自分がイライラするパターンを後から思い返すことはできると思います。

自分の感情が乱されるときについて、予め認識しておくことはおすすめです。

また、いつまでたってもイライラがおさまらない時にも分析は有効だと思っています。


人付き合いにおいてイライラするパターンは、もう無限大にあります。あの人の言い方が気に入らない、時間を守らないなんて信じられない、男にばっかり媚び売っててムカつく、マウンティングばっかりしてくる、いやそんなこと赤ちゃんじゃないんだから自分でやれよ!!!!!etc..etc..

自分の思い通りになる人間がいないことくらい、大人になればわかります。そこでいちいち思ったこと全部出すなんて逆に大人気ないから我慢、、そうやって人間関係のストレスってちょっとずつ溜まっていくと思うんです。つまり人がストレスを感じるのは、相手に対して不満を素直に出せない時、不満を出すことによって自分の立場が危ぶまれる時がほとんどだと思います。

でも結局心の中でイライラしてたらストレスは溜まりますよね。我慢するのではなく、根本的な人付き合いへの考え方を変えてみるしかないと思うんです。


イライラの種類を書き出してみる

私が以前書き出していたのはこの5種類でした。

イライラする原因を考えてみた

・自分にとって邪魔もしくは迷惑な存在
・相手が社会的に期待されていることに反する行動をする
・自分が期待したことが返ってこない
・臭い・フケが散るなど身体的に不快
・ハラスメント(のようなことを)されている

最後の2つに関しては、あなたは本当に悪くありません。そして、心の持ちようを変えよう!という話でもないので、しかるべき場所に相談するか、原因の根本的解決を図ることをお勧めします。
一方で、最初に書いた3つはこんなことです

・自分にとって邪魔もしくは迷惑な存在

恋のライバル、マウンティングしてくる女友達、タイプじゃないのにしつこく口説いてくる男、酒の席でめっちゃ説教してくる人

・相手が社会的に期待されていることに反する行動をする

電車で二人分の席を使って譲らない人、割り込みしてくる人、道の真ん中で自撮りする女子、野菜が痛むことを考えないで袋詰めする店員

・自分が期待したことが返ってこない

靴下を脱ぎっぱなしにする夫、ショッピングモールでおもちゃが欲しいと駄々をこねて泣きわめく息子、何度も同じミスを繰り返す後輩、自分の世界に入り込んでつまらん話をする教授

書き出してもイライラしますね。こういう人たちに神経をすり減らすことなく過ごす方法を今から考えていきましょう。


相手は自分が苦しむほど大事な人でしょうか


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いらいらする時にその相手がその価値のある相手なのかを見極めるべきです。

その相手は、皆さんの大切な人ですか。

泣きわめく息子は大変ですが、同時にとても大切な存在だと思います。そういう大切な相手に対しては、これから書く方法は使えません。そして残念ながらわたしには子育ての解決方法はまだわかりません。娘3人を育て仕事もしている母を見てきたわたしは、それはお母さん大変ですけど我慢しましょう、とはとてもじゃないけど言えないです。自分が親になった時のためにも、考えておかなきゃいけないことだと思っています。

さて、話が逸れましたが、怒ったりイライラしたりすることって、とても神経を使うことです。しかも長期的な人間関係があったりすると、それにも気を回して心底疲れます。でも、相手は所詮他人です。いま訳あって付き合わなければいけないかもしれないけど、その人の人生がどうでもいいことの方が多いんです。

人は真剣に向き合おうとする相手にしか、大人になるにつれ怒れなくなります。だからだんだんと親身に怒ってくれる人なんていなくなっていきますしね。イライラするのだって同じようにエネルギーの消耗です。エネルギーをどうでもいい相手に使うのはやめましょう。


まずは自分自身を大切に


イライラするということは、とてもエネルギーを使うことでもあります。

自分のことを大切に、少しいらいらを鎮めてみませんか。


相手に優しくしようとする必要はない

わたしはよく人から優しいと言われるのですが、それは別にわたしが相手に優しくしようとしているからではないと思います。

自分に優しくしているから、です。

小学生の頃からいろんなものに板挟みにされてきたわたしだから言いますが、尖っている人間より優しいっぽい無害そうな人間の方が、人間関係をやり過ごしたいなら確実にお得です。優しいっぽい人の方が連鎖的に勝手に評価が上がるからです。わたしは自分に甘い冷たい人間なので、他人はどうでもいいから自分が生きやすい方がいいと考えます。
それに人間関係において相手を許せる立場というのは、相手よりも上位なのです。その上、心が広いね、という周囲からの評価を得られます。ほらね、真剣に向き合わないと破綻する関係じゃなかったら、こっちの方が楽ですよね。

わたしは小学校の時に自分の生活に負担がかかって、すごく感情的に批判していた相手がいました。それを母に怒ったり泣きそうになったりしながら相談していたのですが、母はそんなわたしの悲痛な叫びをほとんど寝ながら聞き流していました笑 わたしにとってその人にそんなにエネルギーを割くのが無意味だと知っていたからでしょう。また、そうやって相手と向き合える自分にわたしが自己満足で浸っていたことに、わたしよりも母は気づいていたのでしょう。

あなたがイライラしてもその他人は変わりません。ならその人もうどうでもよくないですか。もっと有意義に自分の時間とエネルギーを使っていいんです。そしてどうせなら誰にもイライラしない自分にひたりましょう笑


どうだったでしょうか。

もし毎日イライラすることに疲れたら、是非試してみてください。

以上、今日は腹黒い仏からのお話でした。次回また人付き合いについてお話しできたらと思います(名誉挽回編に続く)笑

今回は腹黒編だったので、名誉挽回のための記事もまた公開しますね。


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名誉挽回編はこちら


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