説明できないPOOLOという場所が、旅を急加速させた
POOLOという場所で旅とか人生とかを考えたのは5年ほど前のこと。旅好きな人が集まった社会人コミュニティーだよ〜なんて言っていたけれど、ほんとうのところはそれだけだと説明できないものでした。それって宗教(笑)? みたいに聞かれることもあって、それは違うけどそう見えるか〜なんて説明しようとするのを諦めてしまうことも多々。でも、そんなPOOLOも7期目の募集が開始するということで、1期生のときのことを懐かしんでみようかなと思ったのでした。
当時はニュージーランド留学をして、オーストラリアやトンガを巡ったことで、新しい景色を自分の目で見ることに取り憑かれていた時期でした。それまで人並みに好きだった旅行の芽が急速に開花していました。それと同時に、ニュージーランドでの肩の力が抜けた働きかたを見て、私は就活を辞めてしまったのです。思い描いていた「普通」から少しずつレールが外れていく感覚でした。そんな私は日本に帰ってきて、何か新しい刺激を求めていたのだと思います。
1期だから実績もわからないし、それこそ「コミュニティ」ってなんだい、宗教かいって私も思ったし、「ようわからん」から真面目に半信半疑でした。でも当時のインターン先の上司も講師の一人だったこともあり、面白そうだからと勢いだけで申し込んだのでした。当時は今と違って学生はものすごく手頃な価格で参加できたこともあって、キモかったらやめればいっかくらいの気持ちだったんだと思います(失礼)。
結局、当時の私は講義には出るけど他の活動や飲み会にはほとんど出ない幽霊部員でした。そんな私でもめちゃくちゃに刺激を受けたのは、なんてことないように週末だけで海外に行く社会人が多いこと。今度どこ行くんですか。えっと、タイ行ってこようかなって、ってそんな調子です。私はどこか、社会人になったら自由な日々は終わると信じていたところがあったので、もうびっくりして。心が軽くなったと言ったら大げさだけれど、どっと肩の力が抜けたのを覚えています。
なんだかんだ、この経験は社会人になってからの今の私を作っていると思っています。毎月どこかに出かけるし、47都道府県にも行ったし、去年も今年も5カ国以上を巡っています。まわりからは旅狂いと言われて、それも少し誇らしい私は、数年前まではちょっとだけ旅行が好きな人だったんだなあとなんだか感慨深いのです。
2期以降はコロナ禍と重なったこともあり、もっと「生き方」や「繋がり」を考え直す時間だったようです。私も旅を通じて出会った人たちの生き方から刺激を受けたけれど、コロナによって当たり前だと思っていたことが全然当たり前じゃなくなったのです。繋がりを断たれた人たちがオンラインで集まり、未来の旅やこれからの過ごし方を話し、コロナが明けた時に旅先で初めて出会う。そんなことがたくさん生まれたといいます。
1期生のころ、めちゃくちゃよく会う人も話す人もいなかったので、講義の期間が終わったらPOOLOとの繋がりはほとんどなくなると思っていました。それが不思議なことに、卒業後のほうが繋がりが増えていき、5年経った今でも話す人たちができました。正直私は友達を増やしたいと思って過ごしていないのですが、自由に旅する人たちとは共鳴するところも多く、自然と継続してきたのかもしれません。
1年前には、POOLOJOBという旅クリエイターの講座が始まると聞いて、久しぶりにPOOLOの扉をたたきました。月に80時間のコミットと聞いてひたすら記事を書いていた3ヶ月。その時は仕事につながったらいいなという曖昧な希望だけを持っていたけど、実際にお仕事をいただけるようになり、今では飛び込んでよかったと思う投資でした。
もしPOOLO が気になっているのなら、その時点で何かがみなさんの「きっかけセンサー」に引っ掛かっているのだと思います。今気になっている方がいるなら、お試しイベントもあると思うのでぜひ行ってみるのをおすすめします。ぶっちゃけ私は特別誰かに心酔するタイプでもないし、一つの経験で人生変わった!とかいうタイプでもないです。だから、POOLO が完璧なコミュニティだとは思わないし、好き嫌いわかれるだろうし、講師の言うことだって全く刺さらない人も当然いると思います。
でも自分の過ごし方次第でいろんな芽を伸ばせる可能性を秘めた機会だと思うので、迷っているなら、ぜひ。きっと
▼この記事は下の学長のnoteを読んで、振り返りnoteを書いてみました。
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