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小説「死ぬ準備」10月から再出発!長生きのために。

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生きるとは死ぬことである。死ぬために生きている。計画では95歳まで生きる。理由は母親が100歳まで生きたから。男のおれは女性に敬意を表して5年少なくした。偉くも金持ちにもなれなか…
まずは単品で100円から。徐々に200円。月極めで500円と上げて行く。期間限定もある。いまはにコ…
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2020年10月の記事一覧

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小説「死ぬ準備」-場外編

小説「死ぬ準備」-場外編

お婆ちゃんたちの退場
 
美しく優しい顔をした老人が昔はいた。お爺さんは老いても黙々と薪を運んだ。お婆ちゃんは孫と遊んだ。腰は曲がり皮膚はたるんでも凛としたものがあった。またお婆ちゃんはよく昔話をした。
そんな老婆の周りには近所の子供が集まった。

どこでも老婆の周りには子供がいた。
どこの子供もそんなお婆ちゃんがすきだった。お婆ちゃんが囲炉裏端でしてくれた怖い話も好きだ。幽霊の話も好きだ。喋りな

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小説「死ぬ準備」

小説「死ぬ準備」

「死ぬ準備」を書き始めた動機  「死ぬ準備」を書こうと思いついてからもう十余年になる。その間、縁起でもないからと思い止まったり、また書き出したり、そんなことの繰り返しで、気が付いたら十余年経っていた。そうかあ、85歳かあ。
 中身はばらばらだ。死んだ妻への思いなどだ。その「死ぬ準備」を猛然と書きたくなったのは、あの、三月十一日の東日本大震災である。

 でも突然の思い付きなんてすぐ忘れる。それから

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小説「死ぬ準備」

小説「死ぬ準備」

この小説は膨大な文字数で書きあがっています。少なくとも40万字はあるでしょう。思いつくままに抜粋して掲出します。無作為に抜き出します。今回は第17節から抜き書きです。各章節間の脈絡はあるようでありません。でも読み通すと何となく分かります。分らなかったら余命は短い、かも。

執筆者の気が変わるまでは、タダで読めます。

17-五人再会
吉川健二は本気で地球脱出を考えている。へっつ?認知症じゃないの。

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