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田中と石井の「無風状態」

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2014年10月の記事一覧

#39 若者支援業界を生き抜く支援者のキャリア形成プラン Vol.03

田中さん

宿泊型支援を経験したスタッフは、通所型の3倍の経験値を持つとかよく言うわけです。

これは、宿泊型支援団体が自分たちの力量を誇示するために言い出したんだろうということは、想像に難くないのですが、実際、宿泊を10年やって、食事を一緒に作る、摂る、夜のトラブル対応経験などを考えると、その通りだと僕は思うので、

僕のキャリアは、ざっと(10年×3年)+5年=35年です(^_^)v

これは

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#38 若者支援業界を生き抜く支援者のキャリア形成プラン Vol.02

田中さん

未来に向かって話を広げて欲しかったんだけど、見事に①単年度事業、②無難な人材、③ミッションなしという三重苦で閉じてくれましたね。

そうなんだよなあ…、ぼくも田中さんも単年度契約で雇用されたことないよなあと。ここが世代の分かれ目かなぁ、と。でもどうすんだよこの続き?と編集担当のぼくは思いました。

でも、これが田中さんの味わいなので、ぼくはそれを楽しみます。

僕は田中さんの返事を読ん

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#37 若者支援業界を生き抜く支援者のキャリア形成プラン

田中さん

こんにちは。ちょっとこんなことを思ったんです。

ぼくとか田中さんとか、全国からお呼びがかかって、講演とか行くじゃないですか。自分の法人も持ってて、行政の方なんかとも付き合いがあってさ。

お陰様な方々がいつつも、でもどうやって、ぼくらはこういう風になれたんだろう?

素朴にそう思うわけです。そして、そう素朴にぼくらのことを見てくれている若手と呼ばれてる人々や、おぼろげ

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#36 NPO法人パノラマに質問!!(後編)

田中さん

さて、続きです。「ミッション共同体」について、ぼくの考えを書いてみますね。

この理念は、情報やノウハウやスキルを共有財産として若者支援していこうよという、もうそれは「シェアするココロ」の理念そのまんまで、ぼくが首尾一貫して思ってることです。

ただ、それを株式会社シェアするココロでするのは、どうも利害関係のバランス等で難しいなという思いもあって。この理念を貫くなら利害関係がフラットな

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#34「大学自体を、いかに『社会』と結びついた『プレ社会』システムに変更するか」

田中さん

タイトルの、前回田中さんが最後に書いたこの部分は、来春から大学に行く息子を持つ僕は、お父さん的立場でも、是非、そのような形でよろしくお願い致します、と思いました。

この間、『LOCAL GOOD YOKOHAMA』という横浜のソーシャル・アクションをまとめたサイトのイベントで、横浜商科大学の田尻先生が、こんなようなエピソードを話していました。

「高卒で土方になるのは嫌だから大学に

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#32 社会のスタートラインに立てなかった大卒進路未決定者たち

田中さん

僕は最近、進路未決定で卒業した大学生の相談を受けることがすごい増えたんです。

その社会背景も大切なマクロな議論なんだけど、そこは研究者に任せておいて、現場的なミクロな視点でちょっと田中さんと語ってみたいです。

彼らになんで大学に行こうと思ったの?と僕は聞くんです。そうすると、「大学ぐらい出てないとダメだと思って…」とみんな言うんだよね。

社会のスタートラインに立つための最低限の学

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