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科学者たちが語る食欲

お疲れ様!
今日はだいぶ前の勝間さんのサポートメール「科学者たちが語る食欲」のレビューの感想を投稿していくよ☺
ちょうど授業で栄養の事を扱っているので、子供たちにも伝えたい内容だなぁと思って読み返してみました。

1私たちの食欲の鍵は、タンパク質


炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維…
さて、どの栄養素が私たちの食欲に最も関係してるでしょ?

それは、タンパク質

私たちは、ある程度タンパク質をとると、満腹になるという仕組みでできている。
これは人間だけではなくて、昆虫や動物も同じ。
むしろ、人間よりも、昆虫や動物の方が栄養バランスをうまく取る仕組みが本能的に備わっている。
バッタの実験がでてくるんだけど、炭水化物、たんぱく質の割合を絶妙な割合で摂取しているらしいよ〜すごいよね。

ちょっと怖い話になるけど、昆虫とか共食いするじゃない?あんな残忍なことをなぜするのかと言うと、それはタンパク質が足りていなくて飢えていると、タンパク質を食べたい欲がどうしても抑えられなくなるから。共食いする(相手の体)と言うのは、タンパク質が多いよね。だから、どうしても食料が足りなくなると、共食い…なんてことも起きる。それだけタンパク質が私たちにとって重要だと言うことだよね。

2タンパク質を適量取る


では、タンパク質を過剰に取った場合どうなるか。
ささみ肉、卵、豆腐…みたいな食事をするとどうなるかというと、少量でもお腹がすぐにいっぱいになる。糖質オフダイエットってあるけど、それはこの原理を使ってるんだよね。
でも、これだと、明らかにカロリーが足りなくて、体にも悪影響。
しかも、タンパク質ばかり過剰にとると、短命になってしまうらしいんだよね。テロメアという細胞の寿命に関わっている組織が、どんどん短くなって、短命になってしまうんだって。こわいこわい。

では、タンパク質が少ない場合どうなるか。そうすると、私たちは、食欲がおさまらない
米や食パンにもタンパク質が含まれているから、タンパク質の少ない食事だと、米とかパンをお腹いっぱいになるまで過剰に食べることになる。そして太ってしまう。
よく、貧しい国ほど意外と肥満が多い、みたいなデータがあるんだけど、これは炭水化物の方がタンパク質よりも安価に手に入るからなんだよね。だから炭水化物で食欲を満たそうとしていると、カロリーや糖質が過剰になって太ってしまう、というわけ。
たまに、高級フレンチなんて食べると、
「こんなの毎日食べてる人ってどうなっちゃうの?」って思うことあるよね。でも意外と、あんなに高タンパクなものばかりだと、いっぱいは食べられないわけよ。何事も適量が大事。

3加工食品を避けよう


動物や昆虫たちは、適量の炭水化物やタンパク質をとる、という話をしたけど、さて人間はどうか。
もちろん、タンパク質をバランスよくとるような仕組みは人間にも備わっていたはずなんだけれど、これだけ加工食品に囲まれている現代の食生活においては、その感覚が鈍りつつある…

ホールフード(加工食品とは逆。まるごと食べられるもの。肉、野菜…)を食べてさえいれば、ビタミンやミネラルは、そんなに気にしなくても十分とれるのね。でも、加工食品にはビタミンやミネラルが極端に少ない。そういう意味でも加工食品を避けていったほうがいいよ〜

そんなわけで、自分の食生活(食欲)を、タンパク質をベースにコントロールしていこうよ、というのがこの本の趣旨でした。勉強になった〜
子供たちにも授業で伝えようと思います!まる

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